2011年09月25日

【新ブログ更新】キモト伝説リアルタイム「ついにキモト発見!」

新ブログのコストブログ2(http://costblog2.blog24.fc2.com/)に記事をアップ。

キモト伝説リアルタイム「ついにキモト発見!」
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-entry-133.html
ついにキモトを発見!facebookに登録していた!

〜〜〜〜
関連記事:『S川話「キモトの消息」2011in新浦安B (05/16)』
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-entry-15.html
デマネタ記事:S川版キモト伝説「号外!その後のキモト」
http://cost-off.seesaa.net/article/163941450.html
変人話(キモト伝説)カテゴリー
http://cost-off.seesaa.net/category/8817095-1.html
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2010年09月27日

S川版キモト伝説「号外!その後のキモト」

S川版キモト伝説「牡蠣」前編
http://cost-off.seesaa.net/article/111079015.html
S川版キモト伝説「牡蠣」後編
http://cost-off.seesaa.net/article/111082639.html
の関連記事。


    S川版キモト伝説「号外!その後のキモト」

 先日、北海道のS川から「号外!」とのタイトルのメールが届いた。
それは驚くべき内容だった。
以下、S川からのメール
「緊急事態。
 現在、函館にいるが、俺はここ函館で予想だにしなかった事態に遭遇することになった。
ついに、キモトの所在が明らかになったのだ。
 大学卒業後のキモトの行方は、今世紀最大のミステリーとなっているのは周知の事実だ。
キモトは、東京で怪しげな企業の自称・研究職にあるのか、はたまた、生態系が把握出来ない庭を有する実家のある熊本は木葉に舞い戻っているのか…仮説は立つが、なかなか真実に到達しなかった。

 しかしながら、キモトは、東京でもなければ、熊本でもなく、北海道は函館にいた。
北海道の函館で、キモトが何をしているのかと思えば、函館で地酒を醸造していたのだ。
キモトは、大学での知識を応用し、東京で酵母菌の研究をして函館に渡り、函館で地酒の開発を行っていたのだ。
 大学卒業の後、彼が、どのようにして劇的変化を遂げたのかは、いまとなっては知る由もないが、いまのキモトは、函館の老舗にして大手の醸造会社の社長令嬢と結婚し、彼はこの会社の次期社長として常務取締役に就任していた。

 キモトが常務取締役である上、この社長令嬢が、色彩兼備にして清楚なる美人であるから、この平成の世は、何が起こるか分からない激動の時代である。
 俺が函館の絶景を展望すべく函館山のてっぺんを征したとき、キモトと再会を果たしたのだ。
 俺は、キモトらしき人物に声をかけた。

 スーツを着たキモトらしき人物に声をかけたが、キモトは無躾に声をかけた俺を見て、
『何だ?この物乞いは?』
と言わんばかりの表情をした後で、
『あ、君か』
と素っ気なく言った。
 久々の再会だが、キモトのテンションは普通であり、キモトは早速、俺に
『ここで何をしているの?』
と尋ねてきた。

 『十勝のほうで働いてて、観光で函館に来た』
と答えると
『ふーん、相変わらずだね。ところで、会社を経営しているの?』
と尋ねてくる。

『いやいや雇われだ』と答え、『キモト君は?』と尋ねるとキモトの眼鏡の奥の
爬虫類のような目がキラリと鋭く光った。


『僕は、これ』
と地酒コーナーにある地酒をさした。
『酒屋に勤めてんの?』
と尋ねると、キモトは自信に充ち満ちたせせら笑いを浮かべ、
『いゃいゃ、僕がこれを開発したんだ』
と答える。
 その後で、
『僕は、醸造会社の社長の娘と結婚して、常務取締役をやっているんだけど、社長も古株幹部も仕事をしないから、結局、僕が全部やってる』
と言うような事を、半分愚痴として不満げに、そして、半分武勇伝のように自慢げに語
ったあとで『慶一○』と呼びながら女が近づいてきた。

 すれ違う観光客の男たちが振り返るほどの綺麗な美人だ。
『これが、僕の妻』
とキモトは自信満々に紹介した後、中途半端な義理で
『彼は大学の同級生のS川』
とキモトの妻に俺を呼び捨てで紹介し、キモトの妻は、俺に会釈をしてきたから、俺も慌ててドギマギしながら会釈をした。

 そんな俺を見下したキモトは自信満々の笑みを浮かべ
『僕も…色々と忙しいんで』
と言い、
『じゃ、これで』
と言い残して去って行った。
 俺は自信満々にヒョコヒョコと歩くキモトの背中を見送った(笑)」

という内容で、俺は「なにぃっ(驚)」と声にならない声がでて、次に統一○会の合同結婚式を連想した。
 同時にキモトの頭脳がまともな方向に豹変するために何があったのか?
変な修業か、人生観を変えるほどの大事故か?
キモトの宗教育ちで凝り固まった頭脳がまともになるには、かなりのショックが必要なはず、そう、キモトブレインがアップデートした原因は何だ?
と考えた。
 こっさんめーるのために中断しているキモト伝説の後半(まだアップしてない)で、S川によるキモトの凝り固まった頭脳への揺さぶりが何度となく繰り返されるが、それでも学部と大学院時代を含めて6年間でキモトの成長は一切なかったのだから。
 
 が、俺の心配はメールに添付されていた画像をダウンロードすることで解決した。
添付画像↓
hakodate-kimoto.jpg

それを確認しての俺の返信
「うひゃひゃ!あー笑った(笑)ほんとマジかと思ったw
これは次回ブログにアップせねばならんたい。
一瞬信じて、なにぃって声が出たけんねw
 キモト造りのワンカップの画像と最後の『じゃ、これで』で爆笑!なかなかの作品だった^^
 大学の理学部前の門(南地区正門)でのキモトの
 『じゃ、これで』
を思い出してしまった(笑)。
 ほんとキモトは友達としてではなく、知り合った奴があくまで自分にとって使える(利用できる)かどうかで割り切ってつきあっていた。そんな在りし日のキモトは未だに笑えてしまうw」

同系統の話→『S川話「キモトの消息」2011in新浦安B (05/16)』(コストブログ2の記事)
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-entry-15.html

〜〜〜〜
関連記事:S川話「きのこの山VSたけのこの里」
http://cost-off.seesaa.net/article/109282137.html
S川話「北海道レポート・日勝峠越え」
http://cost-off.seesaa.net/article/110764241.html
S川作品『ヒバゴン逮捕近し〜千の風〜』
http://cost-off.seesaa.net/article/156071784.html
S川話「キモトの試験逃亡事件」
http://cost-off.seesaa.net/article/161849385.html

S川話「軍事衛星が狙ってる」
http://cost-off.seesaa.net/article/100447961.html
S川話「殺人事件狂騒曲」
http://cost-off.seesaa.net/article/101794742.html
『S川と再会〜麻薬中毒者の実態〜』
http://cost-off.seesaa.net/article/79954605.html

S川の北海道画像「オンネトー湖」
http://cost-off.seesaa.net/article/156040316.html
【目次】コラム人物編目次part1
http://cost-off.seesaa.net/article/107966008.html
変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ)
http://cost-off.seesaa.net/category/8817095-1.html
変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ2)
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2010年02月24日

キモト伝説19「闇に浮かぶキモト城」

キモト伝説18「第二次キモト宅捜索」の続き。
http://cost-off.seesaa.net/article/122429605.html


キモト伝説19「闇に浮かぶキモト城」

 二度のキモト宅捜索に失敗した俺達は一計を案じて、三度目の遠征ではまず町役場へ行き、
「同級生が風邪で休んでて見舞いに行きたいんですが、住所はわかるのですが、家の場所がわからないんです」
と窓口で聞いた。
 うちの大学は熊本では歴史が古く、地元ではそれなりに信頼されてる上、県民性がよそ者にやさしい熊本なので、疑われることなく
「ちょっと待ってね」
と地図を見せてもらえることになった。

 もし疑われたとしても、大学の同級生だということに嘘はないし、住所もこちらが用意してきてるのでまず大丈夫だと思ったが、予想以上にすんなりと町の住宅地図を出してもらうことに成功。 
 大学の事務室にあったキモト宅の住所と、前回で聞き込みした小学校の付近という情報から、地名の場所を発見した。

 なるほど、小学校の前の通り沿い近くで住宅街か、確かに前回聞き込み調査で会ったキモトの中学校の同級生だった酒屋の兄ちゃんの言うとおりだ。
我々は住所と住宅地図から大体の目星をつけて役場を後にした。

 原付で現地付近に着いた。しかし、どれがキモト宅なのかわからない。
住宅地図で地名番地であたりをつけたのはいいが、表札が出てないのだ。
そもそもこの辺りにはキモトが言う「生態系が把握できない庭がある家」というほどの豪邸がないのだ。
 しかし、この住所は大学事務室の名簿からメモったので信憑性は高い。
いくらキモトでも大学からの書類の送付先でもある名簿に嘘は書くまい。
そうなるとこの辺のどれかだ。

 やはりここは聞き込みだ。
俺とS川は薄暗くなる中、数はそう多くないが通りがかりの地元民に聞き込みを開始した。
なんとかこの近所に住んでるというおばちゃんを捕まえて聞いてみた。
「キモト?この辺にキモトってうちはなかとです」
その返答に信じられないという顔で見合わせる俺とS川。
 そんな馬鹿な。いくらなんでもこれだけ情報があれば見つかるだろうと思っていた俺達を打ちのめすような言葉だった。
存在しない!?まさか・・、三度目の遠征も失敗に終わるのか・・。
第一回捜索時にキモトが俺達を巻いた時のことを思い出し、嫌な気持ちになった。
日はどんどん暮れて薄暗くなってくる。

 地元民が口あわせでもして隠してるのだろうか?だが、あのおばちゃんにそんな態度ではなく、本当に近所付きあいでそんな人はいないといった感じだ。

 仕方ない。聞き込みよりも一軒一軒、ポストなどで確認していくしかない。俺とS川は手分けしてローラー作戦を開始した。
 リミットは日没の闇が来るまでの時間、長くても30分ほどしかない。都会と違って街灯も多くない田舎の住宅地で、俺とS川は郵便局員のようにポストを探してはチェックしていった。
 そしてついに、
「あったあった!!あったばい!」
とのS川の声が夕暮れの住宅街に響いた。
 振り返ってS川の指を指す家を見た。
そこには・・


・・そこには、「庭の生態系が把握できない家」=「ジャングルのような大きな邸宅」・・ではなく、あまりにもみすぼらしい平屋建ての借家が一見ぽつんと建っていた。
小さな門には表札はないものの、数m先の引き戸の玄関には表札があり、それでキモト宅と確認が取れたようだ。
 確かに、小学校の通り沿いで、そう遠くない場所にあった。
これがキモト宅か・・。
それはまるで昭和30年代の建物のようで、玄関にはぼんやりと裸電球が灯かっていた。
その薄ぼんやりした光のバックにそびえるキモト宅は、まさにキモトの本丸、キモト城だった。

 三度目の遠征、住所録、酒屋、役場、周辺住民への聞き込み、ローラー作戦の果てについにたどりついたキモト宅。
 キモトが言う「うちの庭の生態系は把握できない」を確認しようと思ったが、するまでもなく、庭の広さは一畳程度の広さで、せいぜい木が一本あるのが見て取れるだけだ。

「へっ?これが庭?他にないのか?ないなあ」
「これか、これが生態系の把握できない庭なのかw」
と、その話題に入る前に聞き込みをした近所に住むおばちゃんは
「え、ここ?・・ここってキモトさんって言うの?知らなかったわ。つきあいないわ」
との返答で去っていった。

 俺達は生態系云々がやっぱり嘘で、キモトのハッタリだったことや、一般的にみて、いや周囲の家と見比べても正直見劣りするこのキモト宅のしょぼさとで笑いそうになったと同時に、こんな家で「僕の家は生態系が把握できないほどでかいんだ」という見栄を張っていたキモトがちょっぴり悲しいようなかわいそうな気分になった。

 それでも三度目にして、ついに見つけたうれしさは強く、とりあえず植木のジョイフル(ファミレス)まで戻って、そこで夕食がてら話すことにした。

つづく

〜〜〜〜
関連記事;変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ)
http://cost-off.seesaa.net/category/8817095-1.html
変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ2)
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-category-18.html

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2009年07月13日

キモト伝説18「第二次キモト宅捜索」

キモト伝説17「火に油」(http://cost-off.seesaa.net/article/122018689.html)の続き。


     キモト伝説18「第二次キモト宅捜索」

 翌日、大学で早速S川がキモトに斬り込んだ。
「キモト君、昨日俺達のことまいたよねぇ?」
あまりの見事でストレートな切り込み方に俺も驚く。
すると、キモトは
「ふうん、そんなことがあったの」
と、半ばいつものようにしらばっくれながらも、言外に「僕は怒ってるんだっ、反省しろ」との態度を顕(あらわ)にして去っていった。


 その態度を受けて俺とS川は、
「なんかまだ上から目線で言っとうねw」
「昨日、あれだけ原付チキンレースでギューンッてやられてビビッてたくせに、まいたことで勝ち誇ってんねw」
「もう絶対キモト宅見つけてやるけん」
「しかし、昨日の今日だと警戒するからな。
 明日なら金曜だし、実験で遅くなっても行けるから明日また木葉行くか」
「了解ばい」

 金曜日、実験後。キモトが大学から帰ったのを確認して俺達は、事務局へ行き、名簿でキモト宅の住所をメモして原付にまたがった。目指すは玉東町木葉のキモト宅。

 今回は、前回と違って植木から田原坂ルートを走った。JR鹿児島本線で福岡から熊本に向かうと、列車から田原坂の看板が見えるのだが、熊本に引っ越してけっこう経つがやっと田原坂に到達した。

 なるほど、田原坂か道と坂がぐねってて妙なとこだ。
加藤清正が熊本の北の守りとした場所らしいが、西南戦争では熊本城を囲む薩軍がここに陣地を気づいて官軍の南下を防いだ。
 日本最大にして最後の内乱の激戦地、田原坂。
 結局、田原坂を突破する前に、船を使って熊本県の南部に迂回して上陸した官軍の別働隊により熊本城は解放される。


大きな地図で見る
田原坂の地図
かち合い弾.gif
弾と弾が空中でぶつかった「かち合い弾」
田原坂資料館で展示されている。ネットオークションでも出品されたりもする。
(参照:http://www.kininaru-k.jp/bns/back_doc/09282001/hakken.html
ちなみに田原坂のある植木町はスイカの名産地。
植木のスイカはブランドである。俺の大好物はスイカ。

 田原坂ルートから先日の木葉駅に到着。
原付を隠して、列車が到着してキモトが降りて来ないかを待ったがキモトは降りて来なかった。
 やはり時間をずらしてきたか。
だが、今日は住所を持っている。とりあえず、前回まかれた場所に向かって移動する。

 しかし、住所を頼りにしようにも電信柱に地名が書かれてるぐらいで、なかなか見当すらつかない。
 すると、住宅と山ぐらいしかない町で、数少ない商店で明るい灯がついてる店があった。
 コンビニかと思ったら、そこそこの大きさの酒屋だった。
中に入り、カウンターを見ると若い人、同じぐらい年齢の人がいたので駄目もとで聞き込みをかけた。

「あのー、ちょっと家を探してるんですが、この辺にキモトって家ありませんか?
 大学の同級生で見舞いに来たんですけど、住所しかわかってなくて」
「キモトってキモト○○○○○○?20歳ぐらい?」
「え?知ってるんですか?」
やっぱ有名なのかww

「小学校の同級生だったんですよ」
うおおっ、予想外のビンゴ!S川と顔を見合わせる。
「家はこの近くって聞いたんですが、知ってますか?」
「えー、家はたしか、この先を行ったところで家が並んでる通りだったような・・小学校までは行かないんだけど」
小学校の場所はわからないが、一応方向を指さしてくれた。
前回まかれた場所の方角だ。

「キモト君の友達なんですか?」
「いや、友達というか、同級生だっただけで友達じゃないです。
 なんていうか、あいつ、なんか変でしょ?」

「はい(笑)」
内心爆笑する俺とS川。
 家の方角と大体の距離を聞いて酒屋を出た。
「はっきりと友達じゃないって否定したねww」
「キモトは小学校の頃から変わってないってことたいw
 でも、受かるね。こんなとこでキモトの同級生発見するって」
「だよなあ、普通聞き込みかけても同級生には出会わんばいw」
「ほんと木葉はミラクルが起こるなw」

 てな会話をしながら、家の捜索を続けたが住宅は二列あってなかなか見つからない。
 そうこうしてるうちに秋の日暮れが来た。
「おい、もう暗いからまたにするか」
「大体の場所は聞いたけど、キモトって表札が出てるとは限らんし、家はまだ数あるけん、今日はここまでたい」
「住所と大体の場所ではまだキモト宅にたどり着けんなw」
「でももうかなり近くまで来てるたい。
 次回はこっからスタートだけん、見つかるたい。
 同級生発見だけでも十分楽しめたたい」
「だな。じゃあ、引き上げるか」

 着実に「生態系が把握できない」キモト宅に近づく手ごたえを感じて撤退した。

 キモト伝説19「闇に浮かぶキモト城」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/142021209.html    

〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説14「生態系が把握できない」
http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html
キモト伝説15「木葉、強襲!」
http://cost-off.seesaa.net/article/120500616.html
キモト伝説16「キモト忍法炸裂」
http://cost-off.seesaa.net/article/121631544.html
熊本なる日々『熊本スイカ事情』
http://cost-off.seesaa.net/article/17362650.html

変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ)
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変人話(キモト伝説)カテゴリー(コストブログ2)
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-category-18.html

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2009年06月26日

キモト伝説17「火に油」

キモト伝説16「キモト忍法炸裂」(http://cost-off.seesaa.net/article/121631544.html)の続き。


     キモト伝説17「火に油」

 これまでのキモト宅捜索(キモト伝説14〜16)のまとめ。
・「家の庭の生態系が把握できない」というキモトの発言を受け、俺とS川は急遽大学からキモト宅のある玉東町・JR木葉駅へ原付で向かった。

・木葉駅で電車から降りてきたキモトをどんぴしゃのタイミングで発見し、原付チキンレースで強襲に成功。

・尾行作戦から「キモト君の家に遊びに行こう作戦」に切り替えて、「ついて来ないでよっ」というキモトに原付を押しながらついていくも、見事にキモト忍法・霧隠れによってまかれた。

・完全にまかれたとわかったところで日暮れとなり、俺とS川は木葉から撤退し、来る途中に発見した植木のジョイフル(ファミレス)に入った。

「いやー、まさかまかれるとは思わんかったねw」
「あいつ今頃隠れてたすき間から出てきてるたい。
 でもたい、電車の時刻も調べとらんで急に来て、どんぴしゃで発見してギューンってチキンレースしたのは面白かったねww」
「そうだよなあ、あれも最高だよなあw
 もう無防備にひょこひょこ歩いて来とうけんねw」
「だけんたい、はじめは駅から降りてきたのを尾行する予定が、キモトがちょうど駅から出てきて歩いとうけん、興奮して「おった!おった!!」ってやってしまったたいw」
「いやいや、あれでよかよか。
 確かに隠れて尾行してれば家がわかったかもしれんけど、あれはあれでよかたい。
 あのキモトの狼狽ぶりったらないねw」

「あれはかなりビビったろうね。
 いつもならからかわれたって気づいたら、「んー!」とか「何がバッ!」とかすぐ興奮して大声出すのに、今日は俺らとわかってほっとしすぎて怒りもせんかったらからね」
(キモト伝説3,6,7を参照、リンクは文末。)
「そうばい、顔見せても何にも言わんし、でも内心は
 「とうとう暴走族に目をつけられた!やられる!」
 とか思ってドキドキやったんやろうねw」

「絶対そうだよwあのビビリようは、
 「将来ある大物の僕に族やチンピラが妬んで襲撃してきた!」
 とか思ってたんだよ。どんだけ自意識過剰なんだよw」

「今頃は、
 「ほら、まいてやった。S川や○○(俺の名前)程度のやつらなんて軽くあしらってやった。僕は頭の出来が違うんだ!」
 とか思ってるだろうけど、実は
 「もうこれからは木葉に帰っても気が抜けない。あいつらがまたいつ来るかわからない」
 ってもうビクビクしとうよw」

「間違いないなw明日から絶対にJRの時刻ずらして乗るよ。
 どっかで時間つぶして、木葉で降りる時も俺らがいないかチェックして、帰り道も誰もいないのに振り返ってキョロキョロするだろうなw」

「それもたい、隠さずに一回で家を見せればそれで「あー、ここがそうなんだ」で終わってるものをまいたりするけん、よけいに見つけたくなるたい」

「そうなんだよな、見るなと言われたらよけいに見たくなるってのは本当だ。
 絶対に見つかるまで来るばい。こっちは攻める側だからな、見つかるまで何度でも来る。
 それもこの距離だから、ちょっと時間があれば来れる。
 でも、キモトはいつ来るかわからんから毎日警戒して神経使う。原付とかバイクが走って来るだけでチキンレースを思い出してビビるんじゃ?(笑)」

「あれは効いたやろうねw
 今日は発見できんかったけど、鹿児島とかに比べたら往復1時間だから実験が早く終わった後とかに気軽に来れるけんね。
 しっかし、「生態系が把握できない庭」って言っておいて、さらに俺らをまいてまで隠すって、、ほんと見つけてやるたい」

「そうだよなあ。そこまでして隠すって異常だなあ。ほんと見てーなw
 キモトは自分の「うちの庭も生態系が把握できない」って台詞が原因って気づいてないだろうけど、俺らにとっては挑戦状だからな、あれは」

「まったくたいw毎回、自分で火種作っててそれに気づかないのが逆にすごいったい。
 で、「ついて来ないでよっ」って言って、地の利を活かしてどっかの壁のすき間に隠れてまいてやり過ごすって、もう完全に『グリーンヒル』を超えたばいw」

 当時から漫画の『グリーンヒル』(古谷実著)は、俺とS川の間ではブームになっていた。未だに俺達の間では最強の漫画との評価があり、メールでも度々『グリーンヒル』の台詞などが引用される。

「でもこれ、客観的に神の視線から見れば、二十歳(はたち)過ぎた大学生が、
 「あいつの家探しに行こうぜ」ってやって、「ついて来ないでよっ」ってまいて、どこかのすき間に隠れてやり過ごすって完全にやってることは小学生だよなw
 キモト忍法・霧隠れなんてただのかくれんぼだからなw」


「キモトが隠れて必死に息殺して、俺達が立ち去るのを待ってるのを想像すると笑うねw」
「たぶん、「まだいる、足跡がこっちに近づいてる」ってもう小さくなって口に手を当ててたのが目に浮かぶw」
「もう完全に『グリーンヒル』のリーダーが『第三次世界大戦だっ』って言って隠れてたのと同じたいw」
 
「また近いうちに捜索に来るか?」
「その前に明日キモトの態度も見物たいw」
「それがあったかw
 それにいくら今日隠れてまいても逃げ切れるわけないのに、何度かやれば飽きると思ってんのか?」
「京都旅行疑惑の写真時と同じたい、ずっとまだ現像できてないって言い続けて逃げ切ったろ?
 あいつ今までもそれでずっとごまかして来てるから、今回もそれで逃げ切れると思ってんじゃ。
 でも、俺達はそうもいかんばいw」
「そうだな、完全に火をつけられたからな。
 今回は見つかるまでやる。家も大体の方向はあれで合ってると思うしな」
「絶対見つけてやるたい。その前に明日たいw」

 こうして第一次キモト宅捜索は終わりを告げたが、完全に火に油をそそいだ結果となった。
次回から第二、三次キモト宅捜索に入る。

  キモト伝説18「第二次キモト宅捜索」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/122429605.html

〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html
キモト伝説7「何がバッ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/112124688.html
キモト伝説14「生態系が把握できない」
http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html
キモト伝説15「木葉、強襲!」
http://cost-off.seesaa.net/article/120500616.html
キモト伝説16「キモト忍法炸裂」
http://cost-off.seesaa.net/article/121631544.html
キモト伝説19「闇に浮かぶキモト城」
http://cost-off.seesaa.net/article/142021209.html

【目次】コラム人物編目次part1
http://cost-off.seesaa.net/article/107966008.html
キモト伝説まとめて読む→変人話(キモト伝説)カテゴリー
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2009年06月16日

キモト伝説16「キモト忍法炸裂」

キモト伝説15「木葉、強襲!」(http://cost-off.seesaa.net/article/120500616.html)の続き。


     キモト伝説16「キモト忍法炸裂」

 先回りした俺とS川は帰り道のキモトを木葉駅前で発見し、原付チキンレースで強襲することに成功した。
 「あわわっ」と恐怖を浮かべて後ずさりするキモト。
 俺はフルフェイスヘルメットで、S川はハーフのメットだがバイク用ゴーグルをつけており顔は見えない。
 さらにキモトは俺達二人の乗ってる原チャを知らないので、あきらかに「暴走族!?」という驚きを浮かべ、逃げることもできずに何度も俺達を交互に見ていた。ほんと動きが漫画だw

 俺はいつメットをとるのかと思い、S川を見ると下向きに顔を隠して十分に間を取ってキモトをビビらせてから、
「キーモート君、ばーっw」
と、顔を上げゴーグルと外して正体を明かした。
 それを見て、俺もメットを外して顔を出した。
てっきりキモトは逆上するかと思っていたが、あまりの恐怖から解放されたせいか、怒るよりもホッとしたのが強かったのだろう、チキンレースについても何も文句は言わなかった。

 俺は雰囲気を和らげようと、キモトが持ってるビニール袋を指差し
「キモト君、それ何?」
と聞いた。ほか弁や焼き鳥の白いパックが入ってるだったが、キモトは
「あっ、こ、これは、ちょっと・・」
と言ってなぜか後ろに隠した。
 おかずか何かだろうになぜ隠すんだ?いつもの秘密主義か。
とりあえずスルーして話を続けた。
「木葉駅って、なんだか張りぼてみたいだね?」
 当時の木葉駅は建物がなく、ホームに掲示板に小さな雨よけがついたような感じだった。 
「ちょっと前に火事で焼けたんで・・」 
「ふ〜ん、そうなの」
と、どうでもいい話題をしてなんとか空気を和ませたが、内心は早く生態系が把握できないというキモト宅へ行きたかった。

 S川は
「せっかく木葉に来たんだから、キモト君ちに遊びに行こうか」
「あ、近くなの?それいいね」
と尾行作戦から急遽子芝居を打ってみたが、キモトは無視して歩き始めた。
 原チャを押していきながら、キモトの後ろをついていくと
「ついて来ないでよっ」
とキモトは振り返って叱るように言ってきた。
 しかし、俺達はキモト宅捜索が目的で大学から急行しているのだ、無論帰るわけもなく
「いやあ、俺達の先をキモト君が歩いてるだけだよw」
と茶化してキモトの後をついて行った。

 出口が一つしかない木葉駅を背にして左の道へ、俺達がチキンレースで来たルートとは別の道を歩く。その道と三池街道との交差点を渡り、街道からわき道を進んでいく。
 なんだか、家があるものの商店街ではなく、曇の天気や山影もあってなんだか薄暗い陰気は雰囲気の場所だったが、それでも家と旧道っぽいがあるのでキモトの後をついていった。

その後、何回かキモトは角を曲がったりを繰り返していた。
「おいおい、なんだか妙なとこだなあ」
とS川に話しかけると
「そうばい、なんだかちょっと雰囲気が・・」
と、会話して一瞬キモトを見なかった。
すると、キモトは手品のように忽然と消えていた!
 
 俺とS川は慌てて原チャを道端に止めて、15分ほどキモトを探したが見つからなかった。
「まさか、まかれたんじゃ?」
「しまった!あいつ地の利があったんだ。
 何度か角曲がったりしてタイミング計ってたんだ」
「くっそーw大人しく歩いてると思ったら、やられたばいっ」
「そうか、曲がり角になるとこっちは原チャを押してる分遅くなるからな。
 普通にダッシュして逃げると気づかれるし、俺らが走れば簡単に追いつかれるからな。
 考えたなw」
「たぶん、まだどっかに隠れてキモト忍法・霧隠れしてるったいw」

 この時点ですでに夕暮れになっており、俺達は来る途中の植木あたりにあったジョイフル(ファミレス)で話すことにして、原付に乗って三池街道を引き返した。
 帰りの道中はもう一歩のところでまかれた悔しさ半分、予想外の展開におかしさ半分だったw

    キモト伝説17「火に油」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/122018689.html

〜〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説14「生態系が把握できない」
http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html
キモト伝説18「第二次キモト宅捜索」
http://cost-off.seesaa.net/article/122429605.html
キモト伝説19「闇に浮かぶキモト城」
http://cost-off.seesaa.net/article/142021209.html
キモト伝説まとめて読む→変人話(キモト伝説)カテゴリー
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2009年05月30日

キモト伝説15「木葉、強襲!」

キモト伝説14「生態系が把握できない」(http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html)の続き。


      キモト伝説15「木葉、強襲!」

 俺とS川は、キモトの不用意な「うちの庭は(広すぎて)生態系が把握できない」との発言を聞き、その事実=生態系が把握できない庭を確認すべくキモト宅がある玉東・木葉(このは)に原付で向かっていた。
 大学から玉東に向かうには、大学前の道を西に進んで、国道3号線を植木町へ北上、植木から3号線を西に左折して三池街道(208号)を進むルートを取る。

 植木の三池街道の隣接して、西南戦争の激戦地で有名な田原坂がある。
「雨は降る降る人馬は濡れる、越すに越されぬ田原坂」の田原坂だ。
 西南戦争後当時は、三池街道は整備されておらず、官軍が大砲引いて通れる道は田原坂を通るしかなく(他の迂回路は時間がかかりすぎる)、薩軍に包囲され籠城している熊本城開放に向かう官軍と、それを防ぐ薩軍がこの地で激突した。

 官軍墓地などの歴史的ポイントも多いが、今日はキモトの本拠地捜索が目的なので、寄り道せずにキモトが降りる木葉駅に急行した。
 なにせ俺とS川は常に勢い重視で行動するので、学部の事務局で住所をチェックをせず、思い立った瞬間に原付にまたがって移動していた。
 そのため、走りながら
「電車の便が一本ずれたり、キモトが寄り道でもしてたら駅でのキモト発見→尾行は難しいかもな」
とも考えていた。時刻表も調べてないので、確率的にはそっちのほうが高い。
 でも最近は大学が忙しくて遠出してなかったのでちょうどいいし、俺は県外から来てるのでどこへ行っても初めて場所で、移動するのも面白かったからキモトが発見できなくてもいいやとも思っていた。

 移動開始から30分、三池街道で植木から玉東に入るとJR木葉駅の看板を発見。
S川が駅に方向へ左折の合図を出し、俺もうなづき返して木葉駅に通じる道に入った。

 そして、いよいよ木葉駅に近づいた時、奇跡は起こった。
駅前の道をキモトがひょこひょこ歩いてこっちに来るではないか(笑)。
俺がS川に合図を送ろうと思うより先に、目のいいS川はすでに右手でキモトを指差し、大声で
「おった!おった!!」
と雄叫びをあげた!
 
 そして、獲物を発見した俺達二人は何の打ち合わせもしてないのに、すさまじくきれいなコンビネーションでキモトに向かってチキンレースを開始した。
 ターゲットはキモトのみ、距離は100mを切っている。
S川はスピードを緩めるどころか加速した。併走している俺も後れまいと加速し、キモトに迫った。
 S川の「おった!おった!!」の雄叫びと自分に向かってくる二台の原付と、ゴーグルとフルフェイスヘルメットの二人にキモトはまさにヘビににらまれた蛙と化したw


 急速にキモトとの距離を縮め、ギリギリ数mでS川の原付はキキーッと急ブレーキをかけて止まった。その際、一瞬後輪が浮いたほどだった。
 2mほど遅れてた俺も、その左側に同じく急ブレーキをかけて寸前で止まった。
 将棋で言うなら、裸の玉・キモトに飛車のS川と角の俺が左右から突っ込んで詰みになった状態だ。
 事実、キモトは目の前まで来た原付に逃げる余裕もなく、「あわわっ」と恐怖を浮かべて後ずさりしたw

 電車の時間のズレ、寄り道、すでに駅から移動していたらなど、キモトを発見できない可能性は山ほどあって、さらに住所を調べずに出発した俺達であったが、行動力とひらめき、強運が持ち味のコンビなので、まるで小説のようにキモトを強襲することに成功したw
 今、思い返しても漫画のようだったw


大きな地図で見る
木葉駅周辺の地図、強襲現場は駅前すぐの地点。

    キモト伝説16「キモト忍法炸裂」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/121631544.html

〜〜
関連記事:キモト伝説11「住吉自然公園」
http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html
キモト伝説12「にしむーVSキモト」
http://cost-off.seesaa.net/article/116965718.html
キモト伝説13「くすの木会館事件」
http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html
キモト伝説14「生態系が把握できない」
http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html

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2009年05月24日

キモト伝説14「生態系が把握できない」

キモト13伝説「くすの木会館事件」
http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html
の続き。


     キモト伝説14「生態系が把握できない」

    ーキモト宅捜索・序章ー

 くすの木会館事件以降、再び講義でキモトは俺とS川のテーブルに座った。
今日はキモト、俺、S川、教壇という配置で、以前は同じテーブルで「うぃんうぃ〜ん」事件が起こっていて、今回も何かが起こりそうな予感がした。
(参照:キモト伝説4「うぃんうぃ〜ん」
    http://cost-off.seesaa.net/article/109764817.html

 この日は、S講師(当時)の熱帯雨林の生態系調査の講義で、専門が昆虫の先生なので
「熱帯雨林では地上と樹冠では、そこに住む昆虫やえさの植物が違い、生態系が異なる。
 なので、このようなツリータワーやそれをつなぐ回廊(ウォークウェイ)を設置して樹冠の昆虫や生物、植物を採取し、樹冠の生態系、食物連鎖などを調べる」
と説明していた。
(注:ツリータワーはジャングルに点在する超巨木に櫓を組んだ構造で、その間を吊り橋のような樹上回廊で結ぶ。タワーは谷を挟んで二本建てられ、高さはそれぞれ35mと50m。
それをつなぐ回廊はいくつかの木に設けられたステーションを結んでいて、その上で調査行う)

 さすがは広大な熱帯雨林だ、木の上と下では生態系が違うのか。
そして、S講師は
「この調査を現地で指揮していた井上民二教授は、その後飛行機事故でランビルの森に墜落して亡くなった」
と、ちょっとしんみりした言い方で余談を話していた。

 と、それまで講義を黙っていた聞いていたキモトが唐突に
「う〜ん、うちの庭も生態系が把握できない・・」
と独り言のようにつぶやいた。
その言葉に俺とS川か耳を疑い、
えっ!?
と俺とS川はキモトを振り返ったが、キモトは言い間違えたというような顔はせず平然としていた。
 なにせまだ講義中であり、問いただすことはできずそのまま講義は終わって解散になった。

 講義後、キモトは帰っていき、俺とS川にカップの自販機でティータイムを取りながら
「さっきキモトはなんて言った?
 庭の生態系が把握できない?」
「うん、確かにそう言っとったばいw
 熱帯雨林の生態系調査で、生態系が把握できてないからこういう風に調査をするって内容で、それ聞いて「うちの庭も生態系が把握できない」っておかしいばいw」
「だろ?だって、そうとう広くないと把握できないなんて表現使わないぜ。
 あいつ、また俺らが家知らないと思ってでかい事言いやがって、そうとう広くないと嘘になるからな。田舎だから山一つ持ってるやついてももおかしくないけどさ、キモトの家って別に金持ちじゃないだろ?」

「金持ちだったら、この前の「くすのき会館事件」なんて起こさんばいw
 絶対ハッタリたいw」
「小学校とか中学校みたいに家が近所じゃないからバレないと思って言ったんだろうが、いい加減にそういう嘘言うの辞めさせないとなあ。
 小学生が「ぼくんち広いんだぞ!」って言うのと同じレベルだからなあ。一回嘘突き止めてぎゃふんと言わせたいな」
「同感たい。もういい加減に嘘言うとバレて痛い目に合うってのをわからせてやるばい。
 それにもし生態系が把握できない庭があるんなら、俺らが調査して把握してやるたいw」
「そうだな、熱帯雨林の前にキモトの家の生態系を把握せなんとw」

「でも、あいつの家どうやって探す?
 市内でもないし、一人暮らしでもないから誰も遊びに行かないから知らないだろう。
 玉東町とか玉名のほうってのは聞いてるけど。」
「いや、わかるばい。
 前に教養の講義で話した時に、JRとバスで来てて駅は木葉(このは)駅から乗ってるって言っとったばい。住所も事務室の名簿にあるたい。」
「木の葉?なんか木っ端微塵みたいだなw
「やろ?俺も聞いた時笑ったばいw
 木葉駅から上熊本駅まで乗って、そっからバスって言っとったけん。
 ん?今から原付で行けばたい、乗り換えの時間やらを計算したらキモトが木葉駅に着くのに間に合うかもしれんたい。」
「キモトが帰ってから30分も経ってないし、間に合うかもな。
 行くか?道わかるか?」
「わかるたい。行くばい!」
「よっし、木葉行くぞ!」

 と、俺とS川はキモトの自称「生態系が把握できない(ほど広い)庭」が。事実かどうかを確かめに原付で玉東町・木葉駅を目指して出発することになった。
 通常、こういうことは小学生がやることなのだが、キモトの起こしたこれまでの事件、無礼な発言、バレないなら何を言ってもいいという口ぶりに俺とS川はついにキモト宅捜索に出ることにした。

 なによりキモトは俺達を甘く見ているのだ。当時の俺とS川のクラス随一の行動力を誇っており、土日などは寝袋を持って九州各地に遠征旅行に行っており、原付や車で熊本は阿蘇、天草、人吉、鹿児島は桜島、佐多岬、開門岳、吹き上げ浜、佐賀は諫早湾干拓地などを制覇し、個別に俺は沖縄へダイビング、S川は東京へ進化論学会に行ったりもしていた。
 その間にデートやバイトをしていたのだから、よく時間があったものだ。

 それを考えれば、原付で40分程度の距離にある玉東・木葉なんぞは近所であり、キモトになんで原付で通学しないのかを尋ねたほどだ。
 その時のキモトは「朝はちょっと危ないから」と、田舎の道で何が危ないのかもよくわからないような答えでお茶をにごしていた。

 いよいよ次回からキャンパスという枠を越えて、本格的にキモト宅捜索が開始される。

  次回「木葉、強襲!」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/120500616.html

〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html
キモト伝説7「何がバッ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/112124688.html
キモト伝説16「キモト忍法炸裂」
http://cost-off.seesaa.net/article/121631544.html
『鹿児島・桜島(桜島まで何マイル?)』
http://cost-off.seesaa.net/article/16818453.html
『霊感?シリーズ2・天草廃墟病院』
http://cost-off.seesaa.net/article/48756926.html

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2009年04月30日

キモト伝説番外編2「キモトとキモト型人間」

 キモト伝説のキモトに関しては、S川は
「くすの木会館事件もさることながら、思えば、キモトはたくさんの思い出(珍事件)をくれたものだ。
 キモトのおかげで、どれだけキャンパスライフが有意義になったことか…(笑。

 思えば、大学院の入学式のときは、結局、くすの木会館で昼食会があって、OBのお偉いさんやらが、中途半端な義理で来ていたけど、くすの木会館に居ながら、ついに俺はキモトのくすの木会館事件を思い出すことはなかったからな(爆。
キモトは、いまごろどこで何をしているのだろう?」
(参照:キモト伝説13「くすの木会館事件」
    http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html

と言い、俺はMさんにキモト伝説をダイジェストで語った時に、
「まったく、大学の頃はキモトがいたせいでえらい目に遭いましたよ」
「でも、彼が来たから大学生活楽しめたんじゃないかな?」
「あー、それは確かにそうですね。
  大学の頃は、遠征旅行とか恋愛とか色々ありましたけど、1/4〜1/3ぐらいはアイツの話題ですね。今でも思い出してS川と話題になりますからね」
(再アップ予定の『キモト伝説番外編1(ver.2)』より)

と言ったようにある一定の評価が与えられているが、問題はキモトは一人しかいないが、キモト型人間はどこにでもいるということだ。

 S川ともよく話すが、キモトは純粋結晶体であるが、キモト的要素が入った人間はどこにでもいる、それをキモト型人間(キモトタイプ)と呼ぶことにしている。
 これまでキモト型人間に遭遇した時には、「キモト入ってる」や「キモトはどこにでもいる」と表現しているが、最近また一人キモト型人間に遭遇した。

 ブログ版なので詳細はカットするが、大きな特徴として
@、特殊な隔離されたような世界(環境)に長くいた。それも人格形成期や青春期をその環境で過ごした
ex:本家キモトの場合は、宗教関係。

A、何かで挫折した後リカバーしたまではいいが、そのため肥大したプライドを持つようになった
ex:本家キモトの場合は高校受験失敗後、大学受験に成功。そのため、たかだか田舎の大学なのに他の大学を見下したり、下級生に知らない実験内容を異常に難しいと脅したりしてた。その他、山ほど。

 最近遭遇した奴は、何度か話してもまったく噛み合わないので、知り合いにどういう奴だと詳しく事情を聞くと、@とAの要素がそろっていた。
 なるほどイライラするわけだ、キモト型人間だからかw

 キモトほどの純粋結晶でなくても、@とAがそろうとキモト型人間になる可能性があるとの結論が導き出せたw
 キモト伝説はすでに過去の話なので笑い話になっているが、現在にキモト型がそばにいるのは面倒だ。特殊な世界にいたため、こっちの世界の感覚がまず通じない、それがキモトタイプだw

 キモトは「彼は使えるよぉ」との名言を放ったが、最近遭遇したキモトタイプは他人を「君」か「おまえ」と呼んでいた。それが失礼に当たるとは、彼の育った特殊な環境では教えてくれなかったのだろう。
 普通は名前に君付け(○○君)で十分OKなのだが、それはプライドが許さないらしい。

 呼び方だけ取ってもそれなのだから、俺には日本語の文章を見せてきて「この意味わかる」と言われた。あのー、俺バリバリ日本人なんですがw
 日本人なので謙遜して答えると、本当に意味がわからないと取られて、延々小学生のように説明(といっても内容を繰り返し読むだけ)を受けた。
うう〜ん、キモト再来だw
 他は推して知るべし。

〜〜〜〜
関連記事:キモト14伝説「生態系が把握できない」
http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html
キモト伝説3「彼は使えるよぉ」
http://cost-off.seesaa.net/article/106746075.html
キモト伝説3-1「図書館の地下」
http://cost-off.seesaa.net/article/110234420.html
キモト伝説4「うぃんうぃ〜ん」
http://cost-off.seesaa.net/article/109764817.html
キモト伝説5「キモトのオシャレと最後の砦」
http://cost-off.seesaa.net/article/110184238.html
キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html

キモト伝説まとめて読む→変人話(キモト伝説)カテゴリー
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2009年04月26日

キモト伝説13「くすの木会館事件」

キモト伝説12「にしむーVSキモト」(http://cost-off.seesaa.net/article/116965718.html)の続き。


      キモト伝説13「くすの木会館事件」

 本編に入る前に黒髪キャンパス北地区(文系地区)の施設配置図で説明すると、くすの木会館は地図の右上(北東、G)にある。
map-kuma.jpg
黒髪北地区の施設配置図
1〜5:教育学部、8:くすの木会館 、9〜12:文学部・法学部
13:五高記念館、15・17:大学教育機能開発総合研究センター(大教センター)
18:学務部、19:運動場(武夫原)、20:体育会部室、21:体育館、23:プール
25:学生会館(大学生協の食堂等)、26:正門(赤門)、28:保健センター(保健管理センター)
29:附属図書館、31:北地区食堂

 縮尺は載ってないが、バス亭が二つあることからも歩くにはちょっと遠いことがわかる。
 この地図にはないが、地図の337号線(旧国道57号線)の南側に黒髪南地区に理学部と工学部があり食堂などの施設もあるので、普段は北地区に行くことは少ない。
 行くとしたら図書館、北食(北地区食堂)、保健センター、大教センターぐらいだが、それでもキモトはそれらでまんべんなく事件を起こしていた。
 ちなみに運動場(武夫原)でも問題は起こりそうなもんだが、キモトは体育関係の行事は全て欠席したので事件は起こらなかったw

 そうして今回の事件は、北地区の奥地にあるくすの木会館が舞台となる。

 話を「にしむーVSキモト」の後に行ったファミレスでのS川とのトークに戻す。
「ほら、この前オーサキやY岡君とかみんなでくすの木会館に昼飯行った時たい」
「あー、俺はO元さんと会ったから外に食べに行っていなかった時な。
 あれ行きたかったんだよなあ、誰かがくすの木会館って新しい食堂発見したって聞いてたけど、でも遠いから普段行くことないからな。」
「そうたい、だからみんなで提案してくすの木会館に食べに行ったたい」

「くすの木会館ってどんなんだった?」
「北食とか南地区の食堂と違って、なんか小さなレストランみたいで教授とかが利用してそうなとこたい」
「ふうん、でキモトは何やらかしたんだ?また北食での「うるさい黙れ!」みたいにわめいたのか?」
「それがたい、みんなでくすの木会館に入ろうとしたら、キモトはレストランみたいな外見見て急に
「僕は今日は弁当があるから外で一人で食べるよ」
 って言い出したばい」

「あー、北食とかなら弁当広げても何も言われないだろうが、くすの木会館がレストランっぽいから持ち込み禁止とか思ったのか。」
「たぶん、そんなとこばい。俺は一緒に食べても問題ないと思ったけど、本人がそう言ってるし中で持ち込み禁止って言われるかわからんけん、みんな「あ、そう」って止めんでキモト以外で中に入って食べたばい」
「まあ、俺も大丈夫と思うよ。
 何かデザートだけ注文するとか、注文取りに来ても「この人弁当あるんでお茶だけで」って言えばいいんじゃ?
 だって学生のための施設だろ。いちいちさあ、注文しない奴は外に出ろって言わないだろw」

「そうたい。だけど、まあキモトだし、みんなほっといて食べて出たら、驚いたばい」
「何があった?」
「ドアを出た奴が固まってなかなか出らんけん、おかしいなって思ってると、ドアを出たすぐの順番待ちの椅子にキモトが弁当広げて食ってたばいw」
「えっ、それって満席とか時に座る椅子か?
 あいつ同じ建物の中で食べてたの?」
「そうばいwくすの木会館の中で食べてて、わざわざ嫌味たらしく、
 「僕は中に入れずに、ここで一人寂しく食べているんだ。僕はこんな惨めな目に遭ってるんだ」
 ってアピールしてるったいw」
「うっわー、嫌な奴だなあw空気悪くなったろ?」
「だからよ、オーサキとかY岡君、にしむーとか全員絶句して呆れて、帰りは全員黙って歩いたばい。俺は苦笑してたけどw」

「・・もうね、あいつほんとしょーもないね。
 N尾君とか昼は家近いし、自炊してるから帰って食ってるけど黙って食べて戻ってくるじゃん。
 誘ったら「いや、家で食う」って言うだけで、いちいち金ないとかそういうことまで聞かないし、誰も気にもしないよ。場所(席)取りが絡むから聞くけど、家で食っていつの間にか午後に合流してればそれでいいからね」

「N尾君は人に流されんし、自分のスタイルで家で食うってだけで誰も気にせんばい。かえって見栄張ったり格好つけたりせんけん、それが格好いいたい。
 でも、キモトはわざわざ外にいくらでも座るとこあるのにたい、くすの木会館の椅子で俺らが気づくとこで食べて、「こんな目に合わせやがって」ってやったばい。」

「どんだけキャンパス内広いと思ってんだよ。ベンチなんかいくらでもあるぜ。
 森みたいになってて、何百人の学生がいると思ってるんだ。外で食べて後でN尾君みたいに合流すればいいだけの話だろう。
 それをわざわざ見せ付けるために、中の出口のベンチで食べるか?」
「雨でも降ってれば別たい。でも降ってなかったし。
 全員が無言で理学部まで帰ってきたばい」
「キモトにしたら、
 「僕が弁当なのに、こんな持ち込みできそうにない所で食べやがって・・、僕に合わせていつもの食堂に変更すべきだ。誰か一人でも僕に気を使って店を合わせろ!」
 って思って一人で外で食べるって言ったのに、「あっそう」って流されたもんだから、嫌味なやり方したんだろうな。
 あー、俺も見ときたかったなw
 ほかの仲間もたいがいキモトを見限ったろうなw」

「これにはY岡君も言葉がなかったけんねw
 それで、今日のにしむーの「単位あげないように言いに行こう!」につながるわけたい」
「そうか!それでわかったwなるほどね。
 だから、にしむーの冗談にオーサキやY岡君が乗ったわけかw
 つながったつながったw」
「この前、○○さん(俺の名前)に住吉公園で無礼なこと言いよったろ?」
「ああ、『教授が笑ったから遅刻許してもらえらんだぞ』みたいなこと言ってたね。」
「だけど、全員に対して同じようなことしとうけんね、いい加減あいつやばいたいw」
「そうなんだよな、俺らは面白がってからかってる面があるけど、ほかのみんなは普通に嫌になってるだろうなw」

 つまりキモトは、この「くすの木会館事件」でせっかくみんなで遠くの食堂まで食べに行ったのに、順番待ちの椅子で一人嫌味たらしく食べたためにみんなの気分を台無しに、そのため普段は温和なにしむー以下のみんなが「キモト君に単位あげないように言いに行こう!」とこらしめる行動に出たというわけだったw

 次回からキモト宅捜索・序章の「生態系が把握できない」につづく
 (http://cost-off.seesaa.net/article/118299365.html
    

〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説11「住吉自然公園」
http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html
キモト伝説12「にしむーVSキモト」
http://cost-off.seesaa.net/article/116965718.html
キモト伝説15「木葉、強襲!」
http://cost-off.seesaa.net/article/120500616.html
【目次】コラム人物編目次part1【09/04/12】
http://cost-off.seesaa.net/article/107966008.html


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2009年04月06日

キモト伝説12「にしむーVSキモト」

キモト伝説11「住吉自然公園」(http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html)の続き。


    キモト伝説12「にしむーVSキモト」

 キモトはこの時期、「住吉自然公園」で俺への不敵な発言の後、他のクラスメートには「くすの木会館事件」(次回アップ予定)を起こしていた。
 中でも、キモトは自分がスケッチができないため、圧倒的なスケッチの才能を持つにしむーに対して逆恨みとも八つ当たりともとれる態度で接していた。
 キモトのあからさまな態度に対して取り合わないにしむーを、俺とS川は
「にしむーは大人だ。俺らと違ってキモトを相手にしていない。」
と思っていた。
(参照:キモト伝説9「スケッチ話補足」「スナメリのスケッチ」
    http://cost-off.seesaa.net/article/112918319.html

 俺とS川は、キモトの異常行動に対してリアクション&アタックをするが、他のクラスメートはすでにキモトに対して達観しており、スケッチの時にも注意せず関わらないようにしていた。
 他のクラスメートが関わらない=相手にしてくれないために、キモトは俺とS川にからんで来るというのがこれまでの話だった。
 しかし、ついににしむー以下クラスメートがキモトに対して反旗を掲げた事件が勃発した!

 俺がいない時に「くすの木会館事件」が発生した後、キモトは実験を欠席した。
 欠席理由は、作業がつらいだとか難しくて理解できないとかそのあたりだと思うが、例え風邪や交通事故であろうともどんな理由があっても、実験を休むとテストがない以上(出席とレポート提出で評価される)単位はもらえず、自動的に来年の再履修となるのがルールだ。

 俺は再履修を避けるために、前回バスに乗り遅れたため住吉自然公園まで一人で原付で遅刻しながらも向かったことは、すでにキモト伝説11「住吉自然公園」(http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html)で触れた。
 その時キモトは
「遅刻なんかして、(ほんとは欠席再履修なのに)教授が笑ったからお情けで出席になったんだよ。」
という上から目線の無礼千万な発言をしていた。
 
 そのキモトが実験を欠席した。
当然、欠席再履修となるところだが、偶然その日は教授が出席を取らなかったためキモトの欠席はバレなかった。
 それに対して、オーサキ、おっづん、にしむー、Y岡君、N尾君、N岡らのぎりキモトと関わっているグループは、
「みんなきつい実験をやったのにキモト君だけ休んでも単位もらえるのってずるいよね?」
「だよねー、たまたま出席取らなかったなんて運がいいよね。」

 そこへ俺とS川も合流して、
「そうだよ。俺なんかこの前はバス乗り遅れたから原付で宇土市(の住吉自然公園)まで行って、やっと出席にしてもらったのに休んでばれないってずるいよ。」
「そうばい。不公平たい。
 キモトは休んだんだから、問答無用で再履修が妥当ばい。」
普段は誰にでも優しいY岡君すら同意してうなづいている。
 すると、これまで黙っていたにしむーが口を開いた。
「みんなで教授にキモト君に単位やらないでって言いに行こう!」
普段はボケも小声でしか言わないにしむーの過激な発言に、
「そうだそうだ!教授に言いに行こう!」
「直談判だ!みんなで単位あげないでって言いに行こう!」
「はいっ再履修♪再履修♪再履修♪(笑)」(全員で合唱)

みんな盛り上がって拳を天に突き上げるw

 この時、キモトは実験室(普通教室程度の広さ)の入口の席にいて、窓際の俺達の集団の行動を息をひそめて見ていた。
 横目でキモトを見ると、冷静を装っているが顔色は悪く、にしむーのほうをにらみつけているようだった。
 キモトは普段の行いやそのプライドの高さから、
「ちょっとちょっとやめてよー、もう勘弁してよー。」
と冗談っぽく流すこともできず、背中に冷たい物が流れる中ひたすら耳をダンボにして時が過ぎるのを待っていた。

 そして、キモトの再履修の話題は終わった。
キモト以外は全員「単位あげないように言いに行こう」が冗談だとわかってやっていたので、あっさりと話は終わった。

 その日の実験も終わり、いつものようにS川とファミレスで今日のキモトを振り返った。
「あいつもう内心ハラハラやったろうねw」
「冷静に座ってたけど、ガタガタ震えてたんじゃね?」
「だって、あいつが来年下の学年と半年も実験できるわけないからなあw」
「絶対に「この僕が下級生とっ」とか思ってキレるんじゃw」
「間違いなく下級生に
 「先輩、再履修なんすか?どうして去年落としたんですか?」
 とか聞かれて「いや、ちょっと・・」とか言ってごまかすパターンばいw」

「でも、みんなに「もうやめてよー」って言えるキャラじゃないし、実際に休んでるのは事実だし、「これは絶対絶命だ!」とか「んーっ!にしむーめ!ついに反乱を起こしたなっ」とか思ったに決まってるよw」
「もう完全にキモトはにしむーのこと許さんやろーねw」
「でも、あいつ大概にしむーに態度悪かったけんね。
 でも、にしむーがいきなり反撃するとは思わんかったね。
 それにY岡君も再履修♪って言ってたねw」
「そーばいwY岡君も空気読むよね(笑)
 たぶんこの前のくすの木会館での事件のせいばい。」
「あー、俺がいなかった時に行ったやつか。何があった?」
「それがたい。」

   「くすの木会館事件」につづく
http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html

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2009年03月07日

キモト伝説「キモトと麻雀」(ver.1.1)

 キモト伝説の本編(本筋)は、伝説11「住吉自然公園」の次は「にしむーVSキモト」か「くすの木会館事件」に続くのですが、先に横道話の「キモトと麻雀」が上がったので先行アップします。


        キモト伝説「キモトと麻雀」
 
 大学時代のある日、俺は分析化学のレポートを返しにY岡君の部屋に向かっていた。
 ちなみにY岡の住むアパートには、クラスメートのN尾君や金やんとも住んでおり、大学から近いのでよくたまり場になっていた。ついでにY岡君は1階で、2階のN尾君と金やんは隣同士だった。
 また俺の住んでる建物にもクラスメートが一人住んでいた。大学の周囲には学生向けの建物が山ほどあるのだが、思い返せば30人のクラスメートのうち5人が二つの建物に住んでいたことになる。
 
 Y岡君の部屋の前に到着。チャリを駐輪場に停めて、ドアをノックして
「Y岡くーん」
と声をかけて入ると、いきなりキモトがキッチンとリビングの境のところの座ってるのが見えた。
 奥のリビングでは、Y岡君以下、オーサキ、おっづん、N岡と言った面子が麻雀をやってたのだったが、キモトはなぜかリビングにぎりぎり入らずにキッチン側の境に座っていた。

 Y岡君の部屋は1Kで、入口があってキッチン、リビングという順番なのだが、リビングは全然スペースあるだろうにキモトはリビングに入ろうとせずに境のガラス戸があるところで、リビング側にY岡と話していようだった。
 なんだ、コイツ?
と、思いつつY岡君に借りてたレポートを返して、お礼言ってるとキモトの不可解な行動が理解できた。

 キモトは、麻雀→賭け事→賭博→違法→逮捕される、という思考の下、もしこの場に警察が賭博容疑で踏み込んでも、
「僕は違う!麻雀はやってません!
 現に麻雀の部屋には入ってません。キッチンのほうにいました!」

という弁明のためにわざわざフローリングの固い床のキッチンにいるのだ。
 たぶん、
「麻雀なんて不良のすることだ。賭博事件に巻き込まれて僕の経歴に傷がつくなんてあってはならない!
 でも、Y岡君とこぐらいしか行くところがない。」

ってことで、麻雀はやらないのにY岡君とこに来て、わざわざ用心のために台所から部屋の境を隔ててY岡君と話してるのか。

 こりゃ、邪魔以外の何者でもないw
麻雀ができないしやらないのはわかるが、この態度はやってるやつらを馬鹿にしてるし、ひでえなw

 
 奥で麻雀をやっているオーサキや他の面子に、目と指で
おい、キモトのこの態度は?
と合図を送ると
オーサキ達は、
しょうがないよ。呆れるし邪魔だけど、Y岡君がいいって言ってんだから。
というジェスチャーが返ってきた。
 Y岡君もほんとに優しいというか、慈悲深いというか、かえってためにならないんじゃないと思うぐらいだ。  
 すごいのは、キモトは自分の本心が全然バレてないと思い込んでいる点だった。
 キモト以外の全員が、キモトの腹の内をわかった上で口にしないのだが、キモトは
しめしめ、僕の作戦はバレてない。警察が来ても捕まるのはおまえ達だ。
という考えの上でずっと麻雀している間、キッチンの境で居座っていたのだ。
  
 コイツ、昔、西武の東尾が麻雀賭博容疑で逮捕されたことでもイメージしてるつもりか?
 学生の遊びの麻雀に本気で警察が踏み込んでくると思っていやがる。だったら世の中の雀荘は全部踏み込まれて、逮捕者続出でとっくに廃業してるだろうにw
 どんだけ世の中とコミットしてねーんだよww
俺はキモト以外の全員に
「(キモトの相手)ご苦労さんw」
と言って部屋を出た。

 俺は、高校の修学旅行で麻雀を教わって知っていたが、大学時代にはもう付き合い程度にしかやらなくなっていて、Y岡君達とは数回やったぐらいだったが、レートはないに等しく、全員麻雀自体をやるのが楽しいというレベルだった。
 それをキモトは、自分が麻雀知らなくて参加できないにしても麻雀=賭博行為と解釈し、
君達は踏み込まれたら逮捕される。でも僕は違う。麻雀の部屋には入っていないから。
という態度を平然と実行していた。
 とっとと帰ればいいものをわざわざ嫌われることをやっているw
「くすの木会館事件」もおそらくこういう状況だったに違いない。

 もしこれが同じアパート2階のN尾君とこで麻雀が開催されていたなら、キモトはこういう行動にはとらなかったであろう。N尾君はY岡君と違ってはっきりと
「キモト君、麻雀しないのなら帰ったら?」
と言うであろうからだ。そこはキモトもわかっていたようだw
 そして卒業まで、Y岡君とことN尾君とこで度々開催されていた麻雀にキモトが参加したことは一度たりともなかったのである。

     つづく
 
(注:西武の東尾修投手は、1987年オフに暴力団絡みの麻雀賭博容疑で書類送検されて逮捕された。
 結果、半年間の出場停止と制裁金1000万円の処分を受けた。
 記者会見で「メンツにヤクザがいると知っていたら加わらなかった、軽率だった」と謝罪している。
 この前年、落合博満と共に日本プロ野球史上初の年俸1億円プレーヤーとなり、87年シーズンの成績から翌年度は年俸の更なる増額が予想されていたが(事件発覚前には1億1000万円の提示を保留)、事件発覚により25%減俸、最終的には年俸7500万円で契約している。翌1988年に引退。
参照:Wiki「東尾修」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%B0%BE%E4%BF%AE

〜〜〜
【目次】コラム人物編目次part1
http://cost-off.seesaa.net/article/107966008.html

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2009年02月23日

キモト伝説11「住吉自然公園」

キモト伝説10「京都旅行疑惑」の続き。
http://cost-off.seesaa.net/article/114596036.html


    キモト伝説11「住吉自然公園」

 夏の「京都疑惑追及」から「キモト宅捜索事件」の間に入る秋の初めの頃の話。
 熊本の湿度日本一で不快指数の高い夏から、段々と心地よい秋に向かっていた。
この時期の熊本はとても好きだ。

 その日は、午前中は休みで午後からの実験だけだった。
昨日と同じ実験室へ向かうが、実験用白衣を忘れて部屋に取りに戻って数分の遅刻で実験室に入ると誰もいなかった。
 ぽつーんと一人で数分待つが、誰も来ない。
おかしいな、休講か?と思い、3号館入口にある掲示板まで戻って張り紙を見ると、
「○○○学科2年生は、13時に南地区ロータリーに集合。バスで移動します。」
とある。
「げっ、バス集合かよっ!?」

・・これ、今日の午前中に張ったんだな。
午前中休みで来てないし、午後からだから家で飯食ったから友達から聞くこともなかった。それに2年って書くより、実験の受講生はって書いてくれよ。気づくの遅れた・・。
 実験では欠席すると確実に単位はもらえないルールがあり、来年の再履修の恐怖がよぎる。

 慌ててS川に電話するが、「電源が入っていないか電波の届かない場所に〜」とのメッセージ。
ええいっ、肝心な時は電波が届かねーっ。
困った時はオールマイティのY岡君に電話する。
「えーっ乗ってないの!?もうバスで移動してるよ。どーしょっ・・」
「バス止められない?どこ向かってんの?阿蘇?天草?」
すると、皮肉屋N岡が電話に出て笑いながら、
「おまえもうあきらめろww」
と言ってきた。
ちっ、コイツは発言の4割が皮肉だ。いちいち相手にしてられない。
「どこに向かってるんだよ?もういいからY岡君かS川に代われって」
すると、S川が出て
「宇土市の住吉自然公園ってとこに向かっとうばい。」
「宇土市か、なら全然原チャで行けるな。
 住吉公園ってあの海岸沿いにある島みたいなのか?」
「たぶんそうばい。干潟の泥の採集とか言っとうけん。」
「わかった。原チャでこれから行くわ。30分ぐらい遅れるから、教授に一言言って俺の分の作業もやっといてくれ。」
「了解w」
 
 急いで部屋に戻る。なにせ、うちの部屋と大学は隣接してるから近い。大学のでかい敷地を迂回する分はあるが、チャリなら数分だ。
住所だと大学は2丁目39-1、俺の部屋は同じく2丁目36-30だった。
 神速の速さで部屋に戻り、熊本市の地図で宇土市の住吉自然公園を確認する。市内マップだが隣接部分も載ってるので、確か住吉自然公園も載ってたはず・・、あったあった。
 宇土市は熊本市の南側にある市で、JR三角線の住吉駅もあるがこの距離なら原チャが断然早い。
 天草までの50〜60kmも泊まりの実験で原チャで行ったが、宇土市なら全然近い。田舎なので天草までの距離でも1時間ちょいもあれば行けるので、宇土市なら30分ぐらいか。
いけるっ。
 地図を持ってリトルカブに乗って出発する。

 熊本市内は加藤清正公が要塞用に街割りをしたので、三叉路が多く人口65万人(当時)にしては渋滞が多い。しかし、後からできた幹線道路は走りやすいし、渋滞でも原チャならスイスイだ。
 快調に飛ばしていく。日中はまだ夏の感じが残っているが、原チャで走ると風が心地よい。
 地図で場所を確認しながら熊本市内を南下。
バスの渋滞加減にもよるが、40分強の遅刻になるっぽいな。

 宇土市に入り57号線で海沿いへ向かい、住吉神社・住吉自然公園への道に入る。

大きな地図で見る
住吉神社周辺が住吉自然公園

 島(地続き)の西側の干潟でかなり人数がいる。あれか。
原チャで近くへ寄り、エンジンを止めて押していきながら、教授を探した。
 バケツを持って指示してる若い教授を発見し、近づいて
「ただいま到着しました!」
と、横井庄一風に敬礼して言った。すると教授は原チャを見て事情を察知し、
「ぷはははh!わかったわかったw出席にしとく。」
と、出席を認めてくれた。
 だが、作業である干潟の泥の採集(干潟の成分分析の実験)は、もうあらかた終わってる感じだった。今から説明を聞いて採取すると全部は間に合いそうにないので、教授は「友達から分けてもらえばいい」という話をした。
 当然、それはS川に電話で話していたのでクリアしている。よしっ、リカバーしたぞっと思っていると、キモトが近づいてきた。

キモトは何を言うかと思えば、
「(本当は駄目だけど)先生が笑ったから出席OKになったんだよ。」
と、こっちは当然それを狙って遅刻ながらも原チャで来て、横井庄一までやってるのに、さも
「僕だけは理解している。他の者は気づかない事実を教えてやる。」
てな口調で言ってきた。
ほんとにコイツはしょうもねーな。友達いないのもわかるわw

 キモトはほっといて、S川に採集作業の礼を言う。
メットを外して、原チャでゆるゆる走りながらと皆に挨拶しながら、原生林の茂る住吉自然公園を回る。
干潟の泥に入って採集しているみんなが気づいて、
「え?なんで一人だけ原付で来てるの?(笑)」
と笑ってるので、いやいや、諸君作業頑張りたまえwと英雄の凱旋のように手を振る。
S川も寄って来たクラスメートに
「許された者だけが原チャで移動ができるったいw
 その他大勢の俺らはまとめてバスに押し込められて移動たいw
 ○○さんは別格ばいw」

とボケまくって話してる。

 が、帰り道はバスと原付では制限速度の差が30kmもある。渋滞を考えても、俺が遅れるのでバスに乗り込み出したのを見て、教授に先に大学に戻りますと言って、原チャに乗る。
 バスに乗らずに一人原付にまたがる俺を、バスの中の女子が見て笑って手を振っている。

 バスに乗れなかった時はどうなることかと思ったが、結果オーライだwかなりウケたし大満足。
 問題が起こることは重要ではない、リカバーすることが重要だ。

 来た道を走って帰ってると大学のバスが追い抜いていくが、大学に着いたのは10分ぐらいの差だった。
今日の実験は試料の泥の採取と、それを乾燥させるまでだったので、帰ってきてちょっと作業すると終わった。

 実験終了後にS川にキモト発言を話すと、
「あいつ、ほんと勘違いした上から目線で、それで嫌われてるとか気づいてないけん、手に負えんばいw」
「だなw
 ほんとに「先生が笑ったから許されたんだよ」って、俺も先生もそんなのわかってんだよ。
 原チャ見せた時点で、向こうも気づいて出席の意図は通じてんのに、
 「僕だけが理解した、謎は解けた」みたいに真顔でいうけん、マジでアホかと思ったよw
 完全に周回遅れなのにトップにいるつもりだぜw
「そうばいw周回遅れなのに、本人はトップ集団でメダル争いでもしてるつもりたいw」
「それも周回遅れなのに道譲らねーのw
 ああいうヤツはお笑いのボケとか一生理解できんよ。
 ボケをわざと嘘言ってるとか言い出しそうだw」
 キモトは人と交わりたいどころか、コミュニケーション能力に著しい欠落ありとしか言いようがないw

 その後、俺の中で今回の住吉自然公園の印象が強く残り、また高知にはない干潟の景色が気に入り、何度か写真を撮りに行くことになる。潮の干満で蟹が大量に道路に上がってきたりする面白いところだった。
 完全版では住吉自然公園の写真を追加予定。(熊本時代の写真は手元にはなく実家にある。)

 次回「にしむーVSキモト」では、にしむーが再登場予定。

 アップ日時では→キモト伝説「キモトと麻雀」
http://cost-off.seesaa.net/article/115286827.html

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2009年02月21日

キモト伝説10「京都旅行疑惑」

キモト伝説7「何がバッ!」の続き。
(http://cost-off.seesaa.net/article/112124688.html)


      キモト伝説10「京都旅行疑惑」

 立田山での「何がバッ事件」で浮上したキモトの京都旅行疑惑について、さっそくキモトウォッチャーである俺とS川は調査を開始した。
 まずS川が一人で世間話から切り出し、
「そういえばキモト君、夏に京都行ったんだって、どこ行ったの?」
と質問した。すると、 
「う〜ん・・清水寺とか・・。」
と、なにやら答えにくそうなあいまいな返答が返ってきた。
 それをS川から聞き、 
「あやしいね。あいつが京都行ったとはとても思えんね。バイトもしてないから金ないやろうし。
 ほんとに行ってたらもっと具体的に自慢するはずだろう?」
「そうばい。言い方もたい、「う〜ん・・清水寺とか・・」って考えながら小さく言ってただけで、どこが良かったとか何も盛り上がらんたい。」

「清水寺なんてTVか何かで知っただけだろう。
 清水の舞台がどうとか東山周辺は・・とか言いそうなもんなのに、何も言わなかったんだろう?」
「なかったね。なんか「もうその話は・・」っていつも感じで去って行ったばい。
 あいつ図書館の地下の旅行雑誌から得た知識だけで、京都なんか行ってないんじゃ?
「そうか、図書館の地下書庫っていう情報源があったなw
 図書館の地下で旅行雑誌読んで、それで知識得たからもう京都に行った気になったのかw
  「僕ぐらいになると知識があれば十分だ!京都は制覇した!」
 とか思ったんじゃw
 だから「京都は住みやすいよぉ」なんて突然いい出したんだな。
 旅行に行ったからって言うような台詞じゃねーもんw
 それも旅行雑誌のバックナンバーに書いてあったんだろうよ。
 「ほんとは住みやすい京都」みたいなキャッチフレーズがwそれ真似して言い出したっぽいな。」
(参照:キモト伝説3-1「図書館の地下」
    http://cost-off.seesaa.net/article/110234420.html

「立田山で○○さん(俺の名前)に「何がバッ!」って怒鳴っとうけん、もう引くに引けんのじゃ?」
「だろうなあwあれだけキレて、実は京都行ってないとは言えんやろうw
 じゃあ次は旅行写真について聞くばい。論より証拠で写真があれば出すだろう。
 旅行なんだから、カメラ持ってなくても写るんですでもなんでも買って撮るだろう。京都まで行って写真の一枚も撮ってないってのは変だろう?」
 後日、俺が写真についてキモトに尋ねた。
「キモト君、京都旅行の写真あったら今度見せてよ。」
「・・あ、じゃあ今度持ってくる。」
と、小さい声で返答し、またしてもその場を去っていった。
 その話をS川にすると、
「じゃあ、今度は俺が聞いてくるばいw」
と今度はS川が写真見せてよと言った。キモトは
「まだフィルムが残ってるから、現像に出せない。」
と言い、追求される前に去って行った。

 ジョイ(ジョイフル、ファミレス)で再度S川とミーティング。
「あれから2週間ぐらい経つのに、結局写真も持ってこないな。
 もう行ってないのか確定だろう。
 あいつ、「まだフィルムが残ってる」で逃げきれると思ってるんじゃ?」
「俺らがあきらめるまで、それでごまか通すつもりかもしれんけど、そうはいかんばい。
 写真出すまで定期的に聞くばい。」
「じゃあ、日をずらして交互に聞くかw
 同じヤツが毎日聞いてるわけじゃないし、今度持って来るって言ったのキモトだしなw」
 それから二人で週2ぐらいのペースで、キモトに京都旅行の写真について「写真持ってきた?」と交互に聞いていった。
「昨日キモトに聞いた?じゃあ、今日俺が聞くよ」
という感じで。
 それはあたかも三国志大戦で俺とS川が騎馬でオーラをまとって、キモト(攻城兵)の本陣にかすめる攻撃を繰り返すようなものであった。決して完全な突撃はせずにオーラの部分で削るような波状攻撃を、一人週1回ずつ計週2回の攻撃を2週間ほど行った。
  
 するとある日キモトは、写真ではなく一つの名刺をS川に見せてきた。
その名刺には英語で外人の名前が書かれていた。
「京都駅で外人の研究者に話しかけられたよ。これはその時もらった名刺。
 僕も研究者志望だから、何か通じるものがあったんだよ。」
などとキモトは話していたそうで、S川はその名刺を借りて俺に見せてくれた。
「なんだこれ?ただの外人の名刺だろ?英語で書いてあるってだけで。
 京都駅でもらったとか関係ないじゃん。京都行った証拠にはならんよw」
「やろ?京都の人とも何とも書いてないし、ただ英語の外人の名刺たい。
 それを「京都駅で研究者に話しかけられた、これが証拠」って自慢げに言っとったけん、「すごいね、珍しいからちょっと貸して」言って借りてきたばい。」
「あいつ、これで俺達騙せると思ってんの?ww」
「キモトにしたら、
 「切り札出したぞ、英語で書かれてるから絶対にばれない」
 とか思ってんじゃ?」

「これさあ、京都とかじゃなくてうちの大学の構内でひろったんじゃねえの?
 それこそ、あいつみたいに用も無いのに大学うろついたり、図書館の地下にこもってたら名刺の一つもひろうよw
 その一つで、たまたま外人のをひろったから「これは使える!」って思って出してきたんじゃね?
 大体、京都駅で外人があいつに話しかけるってせいぜい道聞くぐらいだろ?
 英語も話せないのに、その外人が研究者とかわかるわけないし。
 名刺が英語ってだけで、しかも名前ぐらいしか書いてないからばれないと思って言ってんだよw
 これだと研究者どころか何やってる人の名刺かもわからんぞw」

「そうばい。もし、ほんとに外人に会ったとしてもキモトは学生だし、駅で話しかけたにしても、研究がどうとか深い話なんかするわけないばいw
 ましてや京都駅なら、せいぜいトイレはどこ?ぐらいたい。」
「だよなあ。外人にしてもキモトは単なる学生なのに、研究者同士通じたって何を言っていってんだw
 この名刺で俺達が「ほんとに京都行ったんだぁ。外人と話したんだぁ、すごいねぇ」って思うだろうって出してくるところがすごいね。ツッコミどころばっかじゃねーかよw
 こんなの出してくるってことは、もう絶対京都行ってないよ。
 この名刺もぎり外人からもらったにしても、京都駅じゃなくてせいぜいうちの大学内だよ。そのシチュエーションを使っただけだろう。」
「いや、外人にも会ってないばいw絶対追い詰められて後から作った話たいw」
「そっかwやっぱ外人も嘘かw」

 当然、キモトに名刺を返した後も我々は断続的に写真の要求を続行した。
 しかし、キモトは写真を持ってくることもなく、「実は行ってませんでした」と口を割ることもなく、ただ「今度持ってくる」で逃げ続けていた。
「あいつ口割らんねw
 もう夏休みから1ヶ月半以上経ってるのに、写真が出来てないってのはおかしいだろう。」
「だって、写真自体初めから存在せんけんねw
 存在せんもんは出しようがないし、でもみんなの前で「何がバッ!」って怒鳴ってるから「ほんとは行ってませんとは言い出せない、それは僕の経歴に傷がつく」とか思ってるたい。」
「まあ、普通なら実は行ってないって言って謝るか、嘘を本当にしょうと後から京都行って証拠写真作るとかするだろうけど、どれもせんねw」

「あいつ、小学校から高校までこういう手で逃げ続けてるか、教師のとこへ張り付いてかわして来て、大学になったら毎日会うような付き合いせんけん、適当に言えば誰も追及せんと思ってるんじゃ。」
「だろうな。もう大学になったら仲いい友達しか付き合わんし、変な奴いても相手に表面だけの付き合いだからな。これぐらいでごませると思ったんだろう。」
「けど、俺らは違うたいw」
「外人の名刺一枚でごまかせるって、まだ俺らをなめとうけんねw
 俺なんか「京都住みやすい」発言にツッコンだら「何がバッ!」って怒鳴られてるからな。わけわからん名刺やフィルムがどうこうでごまかされんよ。」
「でも、キモトにしたら行ってないとも認めるのはプライドが許さんし、でも写真なんか存在せんからずっとごまかし続けるしかないたいw」
「いつまで逃げるんかなw」

 しかし、このキモトの「京都旅行疑惑」は疑惑のまま未解決で終わる。卒業して数年経つ今なお未解明である。
 それはキモトが粘り勝ちで逃げ切ったというわけでなく、次なるキモト事件が勃発し、我々は京都旅行疑惑追求よりもスケールの大きい「キモト宅捜索」の調査に追われることになったからである。

    キモト伝説11「住吉自然公園」につづく
 (http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html

〜〜〜〜〜
関連記事:キモト伝説5「キモトのオシャレと最後の砦」
http://cost-off.seesaa.net/article/110184238.html
キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html
キモト伝説7「何がバッ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/112124688.html
キモト伝説8「子供の落書きだぁ」の続き。
http://cost-off.seesaa.net/article/112615876.html

キモト伝説9「スケッチ話補足」「スナメリのスケッチ」
http://cost-off.seesaa.net/article/112918319.html
キモト伝説10「京都旅行疑惑」
http://cost-off.seesaa.net/article/114596036.html
キモト伝説11「住吉自然公園」
http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html
キモト伝説12「にしむーVSキモト」
http://cost-off.seesaa.net/article/116965718.html
キモト伝説13「くすの木会館事件」
http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html

キモト伝説「キモトと麻雀」
http://cost-off.seesaa.net/article/115286827.html
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