2008年02月01日

地球からもっとも遠い人工物(ver.1.5)

 地球からもっとも遠い場所にある人工物は、NASAの探査機ボイジャー1号。
 2007年7月19日の時点で太陽から約154億8000万km離れたところを太陽との相対速度秒速17.132kmで飛行中。
 次はボイジャー2号で、2007年7月19日の時点で太陽から約124億5900万km離れたところを太陽との相対速度秒速15.572kmで飛行中。その次はパイオニア10号。

 ボイジャー1号と2号は、1977年に打ち上げられ、今なお現役で稼動中。出力は420wで、今後は原子力電池の出力低下にともない、全ての機器に電源を入れておくことが出来なくなるが、稼動を完全に停止するのは1号、2号ともに2020年以降の予定。

 2005年5月24日、ボイジャー1号はヘリオポーズに到達した最初の惑星探査機となり、同時に1号・2号の観測によってヘリオポーズが、宇宙の磁場の影響を受けて歪んでいることを突き止めた。
 
 ボイジャーには「地球の音 (The Sounds of Earth)」というタイトルの金メッキされた銅板製レコードがついており、そこには地球上の様々な音や音楽(日本の音楽では尺八による「鶴の巣篭もり」(奏者: 山口五郎)を収録)、55種類の言語による挨拶(日本語の「こんにちは。お元気ですか?」など)や様々な科学情報などを紹介する写真、イラストなどが収録されている。中にはザトウクジラの歌も収録されている。これは、ボイジャーが太陽系を離れて他の恒星系へと向かうので、その恒星系の惑星に住むと思われる地球外知的生命体によって発見され、解読されることを想定して、彼らへのメッセージとして積み込まれたものである。


 去年、スプートニク犬は、実際は宇宙に出て安楽死したのでなく、打ち上げのショックで宇宙に行く前にショックしていたことが50年目の真実として公開され、そして以前からアポロ計画にも疑惑がある中、ボイジャーは黙々と地球から離れて宇宙から映像を送ってきている。2020年に機能が停止しても、メッセージのレコードを持って地球からもっとも遠い人工物として旅をする。それは科学的というよりもすごく詩的な存在だ。


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参照Wiki:ボイジャー計画
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E8%A8%88%E7%94%BB


posted by コスト at 22:37| Comment(2) | TrackBack(0) | コラム・レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ロマンですね。
こういうの、大好きです。
最後の一文が素敵です。
Posted by とり at 2008年02月03日 08:11
>>とりさん コメントどうもです。とりさんの記事で飛行機の出力が載ってたので、それからボイジャーの出力を調べてたら、最後の文章が浮かんだんですよ^^
 電池が切れてどこいるかもわからなくなっても、メッセンジャーとして使命を持って飛び続けるってところがなんともいえない気持ちになるんですよ。いつか別の生命体に回収されるかもってところが実にロマンですね。
Posted by コスト at 2008年02月03日 12:47
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