『2007夏・沖縄旅行N帰港トーク2』
ボートが三重城港に向かって動き出したが、トークは続く。
「宮古島はきれいでしたか?」
「う〜ん、慶良間もきれいだけど、宮古島はほんと毎日のように潜って庭みたいになってたから、宮古島も好きです。
向こうは、アンカーを引っ掛けて珊瑚に傷つけちゃだめって条例とかで決まってて、代わりにロープを岩に巻くんですよ。しかも1箇所しか固定してないから、結構流されてて浮上したら、あれっボートがないってことがあるんですよ。」
「へー、アンカー打たないんだ。宮古島行ったことないだよなあ。トライアスロンやってるとこですよねぇ。」
俺の宮古島知識は、トライアスロンとオリックスのキャンプ地ってことぐらいだ。
「そうそう、トライアスロン大会があるんですよ。でも、あれに出る人絶対おかしいですよw
水泳3km、自転車155kmの後フルマラソンですよ。もうマゾですよwしかも参加費3万円ですよ。」
「えっ、参加費取るんだ。3万払ってトライアスロンって、まるで修行じゃないですかw3万もらっても断りますよ。
水泳の3kmでもう力尽きますね。リタイヤする人結構いるんじゃないですか?」
「1割の100人ぐらいはリタイヤしてるって聞きますね。(注:参加定員1500人)
でね、大会の時はダイビングの学校の生徒もボランティアで駆り出されるの。水泳のコースの水中で待機して、溺れそうになったら救助するの。」
「でも、救助されたらリタイヤですよね?」
「もう体に触れた時点でリタイヤです。」
「そんな、参加費に飛行機代やホテル代払って、宮古島まで行って、最初の水泳でリタイヤってwwきっついなあw」
「でしょ、それがいるんだって!自転車とか自分の持ち込んでて、使わないままリタイヤとかあるんですよ。」
「うっわ〜、何しに行ってんの、その人w」
皆、爆笑。
「ダイビングの学校はどうでした?三ヶ月で集中して撮るんでしったけ?」
「うん、そうなんだけど中には学科で落ちちゃう人も結構いたの。合宿免許みたいなもんだから、夜は毎晩酒盛りしてたし、学科試験前は同じ部屋の人と一緒に勉強して教えあったりしてた。
物理とか化学とか、中学高校で習ったのを必死に思い出して、これ聞いたことあるって、ちゃんと勉強しておけばーって思いましたよ。
ほんと人生で一番勉強したんですよ。学校じゃあんなに真面目に勉強したことなかったからwでも、ちゃんと1回で受かったから、自分でも信じられなかったの。
実技はダイビングだから楽しかった〜。でも学校だけど、ショップもやってるから、8月の繁盛期にはボートが一般のお客さんで埋まるから、生徒はビーチダイブになるの。毎日毎日ビーチやってると、もう早く繁盛期終わってボートダイブしたいって思ってた。ビーチはもうしたくない。」
「あー、ビーチは機材背負って歩くのきついよね。」
俺もビーチダイブは、アドヴァンスの講習で2回やってるけど、繁盛期中ずっとはきついな。
西条さんはデジカメを出してきて、データが残ってる学校時のダイビング画像を見せてくれた。アーチ状の水中構造物の上を、フィンを外して歩いてたり、ふざけて空気を抜きあったりしてて、楽しそうな写真だった。
もうごく自然に水中の中で、リラックスしてふざけあってる感じが実にいい。透明度も高いし、いいなぁ。
「なんで宮古島で取ろうと思ったんですか?那覇でも取れるでしょう。」とBさんが聞いたら、
「行ったことなかったし、あそこまで南に行ったら海きれいだろうし、いっそ取るならって思って決めて。学費が数十万したから、お水のバイトとかして貯めたんですよ。」
つづく
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
続き→『2007夏・沖縄旅行O帰港トーク3』
http://cost-off.seesaa.net/article/64754429.html
過去記事→『2007夏・沖縄旅行リンクまとめ』
http://cost-off.seesaa.net/article/59862708.html
こういう、その世界ならではの濃いィ話好きです^^
しかし宮古島のトライアスロン、キッツイですね。
恐るべし!
宮古島のトライアスロンは、最近優勝者は外人が多いそうですが、普通に出るだけでも費用かかりすぎますから、ほんとプロ以外は道楽もんですね。
バイク(自転車)も距離があるので、自前で用意しないと腰を痛めたり、ぢ(変換でなかった)になったりするそうですw