大佐(隊砂)の元カノ鬼嫁ストーリーに涙した俺は、涙をぬぐうべくトイレに立った。
まさかあの優しい大佐の笑顔の裏で、あんな話があるとは・・。大佐が女運に恵まれんことを祈りながら用を足す。
トイレから戻り、デザートのコーナーでタピオカ入りココナッツミルクにフルーツを投入し、テーブルに戻る。
が、そこには信じられない光景が!
ニコレンが席を移動して、タツさんの膝枕の上に踏ん反り返っていた!(向こう側は長椅子状)
イメージでいうとちょっと違うがこんな感じで↓(参考画像)

上の犬が二コレン、下タツさん
あまりの光景に、さっきまで胃に詰め込んでた中華をリバースしそうになる。
ここはニコレンの家でも、皆が集う大佐の家でもない、渋谷109だぞ!
このままでは、2時間の制限時間を待たずして退場宣告されてしまう。いや、我々は出入り禁止を食らうかもしれない。当然、俺も幹事失格の烙印が・・。
とにかく周りの客の目もある。ニコレンを大人しくさせねば。
俺 「タツさん、その膝の上の馬鹿に肘鉄だ!肘鉄!」
しかし、大学でゴルフ部所属という典型的に育ちのいいタツさんは、膝の上の珍獣にもゆったりとした口調で、
タツ「いや〜、別に重くないからいいですよ〜。」
などと、甘いことを言ってる。事の重大さにまったく気づいていない。
馬鹿な、こんなNの跋扈跳梁を許してはいかん。調子づくとやっかいだ。
俺は一人、肘鉄のアクションをしながら、
「コーローセ!コーローセ!」
と、コールするも周りの反応がない。
大佐は、さっきの元カノ鬼嫁トークを終えて、すっかり呑みのペースに入っており、席が遠いこともあって一人グラスを傾けている。
クゥさんはニコレンの真横の席だが、前回のクゥファミリー大会で、ニコレンに散々かまって攻撃を受けて懲りており、あきらかに「俺には振らないで下さい。」と目で訴えてる。
コウさんは、「いつもことだよ〜。」と穏やかに見守っている。
最後のイッパソさんに至っては、席をずらして他人の振りをして食べている。
どいつもコイツもNを野放しにしすぎだ。大体、奴はツッコミが欲しくて膝枕に入ってるのだ。叩かなくてどうする。西のほうだったら、すでに「なんでやねん!」とツッコマレテいるはずだ。ちっ、これだから東の人間は。
仕方ないので、タツさんに再度マナーや飲み物注文の際に店員が来たらまずいと説得し、タツさんも肘鉄でなく脇をくすぐることでツッコミを入れ、ようやくニコレンはちゃんと座った。
まったくニコレンは、飯会に呼ばなきゃ拗ねるわ、呼んだら呼んだでやりたい放題と、盛り上げ役にしてはリスクが大きすぎる。
するとニコレンは、俺がニコレンの空いてる席に座ってるのが気にいらないと見えて、今度は俺の上に座ろうとする!
俺 「重てえな!アンタ小学生か!デザート食ってんだぞ。こぼれるだろー!」
N 「ふふーん。」
気にも止めず、空いてる俺の席に移動するN。
まったく、制限時間2時間なのに早食いペースで食うから暇になるんだよ。
そんなこんなで、飯会はまだ終わらない。
_____________________________________
その3?になってるのは、その1,2がまだアップされてないので、3番目あたりという意味です。
ドムさんのコメントを勝手にリクエストとカウントし、アップw