2009年02月23日

キモト伝説11「住吉自然公園」

キモト伝説10「京都旅行疑惑」の続き。
http://cost-off.seesaa.net/article/114596036.html


    キモト伝説11「住吉自然公園」

 夏の「京都疑惑追及」から「キモト宅捜索事件」の間に入る秋の初めの頃の話。
 熊本の湿度日本一で不快指数の高い夏から、段々と心地よい秋に向かっていた。
この時期の熊本はとても好きだ。

 その日は、午前中は休みで午後からの実験だけだった。
昨日と同じ実験室へ向かうが、実験用白衣を忘れて部屋に取りに戻って数分の遅刻で実験室に入ると誰もいなかった。
 ぽつーんと一人で数分待つが、誰も来ない。
おかしいな、休講か?と思い、3号館入口にある掲示板まで戻って張り紙を見ると、
「○○○学科2年生は、13時に南地区ロータリーに集合。バスで移動します。」
とある。
「げっ、バス集合かよっ!?」

・・これ、今日の午前中に張ったんだな。
午前中休みで来てないし、午後からだから家で飯食ったから友達から聞くこともなかった。それに2年って書くより、実験の受講生はって書いてくれよ。気づくの遅れた・・。
 実験では欠席すると確実に単位はもらえないルールがあり、来年の再履修の恐怖がよぎる。

 慌ててS川に電話するが、「電源が入っていないか電波の届かない場所に〜」とのメッセージ。
ええいっ、肝心な時は電波が届かねーっ。
困った時はオールマイティのY岡君に電話する。
「えーっ乗ってないの!?もうバスで移動してるよ。どーしょっ・・」
「バス止められない?どこ向かってんの?阿蘇?天草?」
すると、皮肉屋N岡が電話に出て笑いながら、
「おまえもうあきらめろww」
と言ってきた。
ちっ、コイツは発言の4割が皮肉だ。いちいち相手にしてられない。
「どこに向かってるんだよ?もういいからY岡君かS川に代われって」
すると、S川が出て
「宇土市の住吉自然公園ってとこに向かっとうばい。」
「宇土市か、なら全然原チャで行けるな。
 住吉公園ってあの海岸沿いにある島みたいなのか?」
「たぶんそうばい。干潟の泥の採集とか言っとうけん。」
「わかった。原チャでこれから行くわ。30分ぐらい遅れるから、教授に一言言って俺の分の作業もやっといてくれ。」
「了解w」
 
 急いで部屋に戻る。なにせ、うちの部屋と大学は隣接してるから近い。大学のでかい敷地を迂回する分はあるが、チャリなら数分だ。
住所だと大学は2丁目39-1、俺の部屋は同じく2丁目36-30だった。
 神速の速さで部屋に戻り、熊本市の地図で宇土市の住吉自然公園を確認する。市内マップだが隣接部分も載ってるので、確か住吉自然公園も載ってたはず・・、あったあった。
 宇土市は熊本市の南側にある市で、JR三角線の住吉駅もあるがこの距離なら原チャが断然早い。
 天草までの50〜60kmも泊まりの実験で原チャで行ったが、宇土市なら全然近い。田舎なので天草までの距離でも1時間ちょいもあれば行けるので、宇土市なら30分ぐらいか。
いけるっ。
 地図を持ってリトルカブに乗って出発する。

 熊本市内は加藤清正公が要塞用に街割りをしたので、三叉路が多く人口65万人(当時)にしては渋滞が多い。しかし、後からできた幹線道路は走りやすいし、渋滞でも原チャならスイスイだ。
 快調に飛ばしていく。日中はまだ夏の感じが残っているが、原チャで走ると風が心地よい。
 地図で場所を確認しながら熊本市内を南下。
バスの渋滞加減にもよるが、40分強の遅刻になるっぽいな。

 宇土市に入り57号線で海沿いへ向かい、住吉神社・住吉自然公園への道に入る。

大きな地図で見る
住吉神社周辺が住吉自然公園

 島(地続き)の西側の干潟でかなり人数がいる。あれか。
原チャで近くへ寄り、エンジンを止めて押していきながら、教授を探した。
 バケツを持って指示してる若い教授を発見し、近づいて
「ただいま到着しました!」
と、横井庄一風に敬礼して言った。すると教授は原チャを見て事情を察知し、
「ぷはははh!わかったわかったw出席にしとく。」
と、出席を認めてくれた。
 だが、作業である干潟の泥の採集(干潟の成分分析の実験)は、もうあらかた終わってる感じだった。今から説明を聞いて採取すると全部は間に合いそうにないので、教授は「友達から分けてもらえばいい」という話をした。
 当然、それはS川に電話で話していたのでクリアしている。よしっ、リカバーしたぞっと思っていると、キモトが近づいてきた。

キモトは何を言うかと思えば、
「(本当は駄目だけど)先生が笑ったから出席OKになったんだよ。」
と、こっちは当然それを狙って遅刻ながらも原チャで来て、横井庄一までやってるのに、さも
「僕だけは理解している。他の者は気づかない事実を教えてやる。」
てな口調で言ってきた。
ほんとにコイツはしょうもねーな。友達いないのもわかるわw

 キモトはほっといて、S川に採集作業の礼を言う。
メットを外して、原チャでゆるゆる走りながらと皆に挨拶しながら、原生林の茂る住吉自然公園を回る。
干潟の泥に入って採集しているみんなが気づいて、
「え?なんで一人だけ原付で来てるの?(笑)」
と笑ってるので、いやいや、諸君作業頑張りたまえwと英雄の凱旋のように手を振る。
S川も寄って来たクラスメートに
「許された者だけが原チャで移動ができるったいw
 その他大勢の俺らはまとめてバスに押し込められて移動たいw
 ○○さんは別格ばいw」

とボケまくって話してる。

 が、帰り道はバスと原付では制限速度の差が30kmもある。渋滞を考えても、俺が遅れるのでバスに乗り込み出したのを見て、教授に先に大学に戻りますと言って、原チャに乗る。
 バスに乗らずに一人原付にまたがる俺を、バスの中の女子が見て笑って手を振っている。

 バスに乗れなかった時はどうなることかと思ったが、結果オーライだwかなりウケたし大満足。
 問題が起こることは重要ではない、リカバーすることが重要だ。

 来た道を走って帰ってると大学のバスが追い抜いていくが、大学に着いたのは10分ぐらいの差だった。
今日の実験は試料の泥の採取と、それを乾燥させるまでだったので、帰ってきてちょっと作業すると終わった。

 実験終了後にS川にキモト発言を話すと、
「あいつ、ほんと勘違いした上から目線で、それで嫌われてるとか気づいてないけん、手に負えんばいw」
「だなw
 ほんとに「先生が笑ったから許されたんだよ」って、俺も先生もそんなのわかってんだよ。
 原チャ見せた時点で、向こうも気づいて出席の意図は通じてんのに、
 「僕だけが理解した、謎は解けた」みたいに真顔でいうけん、マジでアホかと思ったよw
 完全に周回遅れなのにトップにいるつもりだぜw
「そうばいw周回遅れなのに、本人はトップ集団でメダル争いでもしてるつもりたいw」
「それも周回遅れなのに道譲らねーのw
 ああいうヤツはお笑いのボケとか一生理解できんよ。
 ボケをわざと嘘言ってるとか言い出しそうだw」
 キモトは人と交わりたいどころか、コミュニケーション能力に著しい欠落ありとしか言いようがないw

 その後、俺の中で今回の住吉自然公園の印象が強く残り、また高知にはない干潟の景色が気に入り、何度か写真を撮りに行くことになる。潮の干満で蟹が大量に道路に上がってきたりする面白いところだった。
 完全版では住吉自然公園の写真を追加予定。(熊本時代の写真は手元にはなく実家にある。)

 次回「にしむーVSキモト」では、にしむーが再登場予定。

 アップ日時では→キモト伝説「キモトと麻雀」
http://cost-off.seesaa.net/article/115286827.html

〜〜〜〜
<キモト伝説目次リンク一覧>
キモト伝説「ノーベル賞2個取る!」
http://cost-off.seesaa.net/article/106256000.html
キモト伝説2「ドイツ語の単位」
http://cost-off.seesaa.net/article/106485722.html
キモト伝説3「彼は使えるよぉ」
http://cost-off.seesaa.net/article/106746075.html
キモト伝説3-1「図書館の地下」
http://cost-off.seesaa.net/article/110234420.html
キモト伝説4「うぃんうぃ〜ん」
http://cost-off.seesaa.net/article/109764817.html
キモト伝説5「キモトのオシャレと最後の砦」
http://cost-off.seesaa.net/article/110184238.html

キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html
キモト伝説7「何がバッ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/112124688.html
キモト伝説8「子供の落書きだぁ」
http://cost-off.seesaa.net/article/112615876.html
キモト伝説9「スケッチ話補足」「スナメリのスケッチ」
http://cost-off.seesaa.net/article/112918319.html
キモト伝説10「京都旅行疑惑」
http://cost-off.seesaa.net/article/114596036.html

キモト伝説11「住吉自然公園」
http://cost-off.seesaa.net/article/114631847.html
キモト伝説12「にしむーVSキモト」
http://cost-off.seesaa.net/article/116965718.html
キモト伝説13「くすの木会館事件」
http://cost-off.seesaa.net/article/118105419.html

キモト伝説「怒られるよぉ」
http://cost-off.seesaa.net/article/111610463.html
キモト伝説「キモトと麻雀」
http://cost-off.seesaa.net/article/115286827.html

S川版キモト伝説「牡蠣」前編
http://cost-off.seesaa.net/article/111079015.html
S川版キモト伝説「牡蠣」後編
http://cost-off.seesaa.net/article/111082639.html


posted by コスト at 00:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 変人話(キモト伝説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いちいち反応がいいですね。
被害の及ばない場所から眺めていたいです^^;
Posted by とり at 2009年02月24日 22:04
とりさん、コメントありがとうございます。
この話は次の「にしむーVSキモト」に続きますが、
キモトは他に話し相手がいないから、呼んでもないのに絡んできてましたねw
それでろくな事言わないんですよ^^
今までキモト伝説12本ぐらい書いてますが、
ほぼこのパターンで事件が起こってますw
Posted by コスト at 2009年02月25日 20:09
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