2009年01月11日

アンチ大友宗麟(資料画像、文章追加)

 前回、好きな戦国武将で島津義弘を取り上げたけど、今回は嫌いな武将の大友宗麟について。

<大友宗麟の人生>
九州で5〜6カ国まで勢力を広げる

さらに中国地方にも勢力を伸ばす

中国は毛利氏、九州は島津氏が台頭する

中国からは撤退、九州も島津にボコられて勢力減

自ら大阪まで出向いて秀吉に傘下に入りますからと援軍を求める
(秀吉と戦った徳川や島津、長宗我部、北条と比べてダサダサw)

島津の侵攻により本拠地の豊後国府内(大分市)が陥落
(現在、JR大分駅前には宗麟の銅像がある)

大砲・国崩し(フランキ砲)を装備し要塞と化している臼杵城(丹生島城)に籠城し、島津の猛攻を耐え抜く
(しかし、宗麟に攻勢に出る力はなく、島津は臼杵城を無理に攻略せずに九州制覇に進む)

翌年、秀吉の九州征伐の途中で病死する
 
 NHKの『その時歴史が動いた』で大友宗麟が取り上げられていて、NHKは「キリシタン大名の大友宗麟がキリシタン王国を作ろうとしていた」的なことを言いたかったらしく、TVでは

 「当初は貿易目的のためにキリシタンを保護していたが次第に宗麟自身もキリスト教の教義に惹かれるようになり、遂には入信し日向にムシカ(理想郷。現在の宮崎県延岡市無鹿町の付近)の建国を夢見て耳川の合戦を引き起こすことになる。

  ムシカとはスペイン語で音楽を意味する「ムジカ」が由来であり、宗麟はかつて西洋の音楽を聴いて非常に感銘を受け、その旋律のように平和な理想郷を夢見た。 」
(参照:Wiki「大友義鎮」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%8B%E7%BE%A9%E9%8E%AE

 という美談に仕上げていたが、実際の宗麟は
「他人の気持ちを考えない横暴な性格」
「家臣の妻を略奪するほどの好色家」
「政略は一流、軍事は二流」
などと評価は悪く、また

「キリシタンになったことで大友家臣団の宗教対立が勃発」
「キリシタン王国を作るために神社仏閣を徹底的に破壊」
という記録が残っている。
洗礼名は「ドン・フランシスコ」。

 当時のキリスト教宣教師は漫画「へうげもの」ですら、農民の女子供を奴隷として騙して海外に奴隷貿易していたと取り上げられるほど悪質なのだが、NHKは一切スルーしていた。

 ほかにも宣教師は、九州の大名に金を貸して担保として土地を取り上げて占領していった。それが原因の一つとなって秀吉のバテレン追放令につながる。

 俺も、大友宗麟は負けそうになったら自ら大阪まで出向いて、秀吉に「傘下に入るから助けて」という戦国武将にしてはあるまじきプライドのない援軍要請や、
土佐を追われた一条兼定に兵を貸して土佐に出兵(無論、長宗我部元親に渡川(四万十川)の戦いで蹴散らされる)するなど、宣教師に騙されていたことも含めてろくでもねえなと思っていたので、NHKを失笑しながら見た。

 その時の2ch実況板の書き込みのほうが、よっぽど面白かったので一部引用。

キリスト教に殉じた 稀有な人   ×
白人のために働いた馬鹿な大名 ◎

宣教師   ×
奴隷商人 ◎

大友・F・宗麟でいいよもう

キリスト教は侵略の道具

フロイスってカッコつけてもタダのスパイか

大砲買うために、奴隷として仏教徒を何十万と南蛮商人に売り渡したらしいじゃん
普通に仏罰だろ

南蛮の手先宗麟の野望を打ち砕いた島津は救国の英雄
さすが島津だぜ


理想郷を信じる奴にろくな奴いねーな

俺の戦争はきれいな戦争 俺がガンダム


【実際のキリスト教侵略の歴史】
@少人数の宣教師が平和的にやってくる。
A原住民に布教して洗脳して自分達の配下を増やす。
Bある一定数まで信者が増えたら、農民一揆やキリシタン大名に戦争を起こさせる。
C非キリスト教徒側が反抗を鎮圧しようとする。
Dキリスト教徒の保護を名目に、ヨーロッパから正規軍を送りこむ。
E住民がキリシタンなので戦争に勝った後は独立国家にする。(植民地化)
F以下、@〜Eの連続。

 ちなみに四谷にあるイエズス会が運営している某大学は、スパイの隠れ蓑という都市伝説があるw


<2016/7/28資料追加>
大友宗麟が奴隷貿易=日本人を南蛮商人に売り飛ばしていたと書かれている本が出てきた。

本山一城著「誰でも楽しめる日本の名城70」の臼杵城(P155)に、

「ポルトガルの奴隷商人に、火薬一樽につき五十人の日本の美女を売り飛ばしたと伝えられる」との記述がある。
ootomosourin.jpg
ページ中央に「ポルトガルの奴隷商人に、火薬一樽につき五十人の日本の美女を売り飛ばしたと伝えられる」
1469666977773.jpg
本山一城著「誰でも楽しめる日本の名城70」

 この本の記述のソースはないんだけど、「火薬一樽につき五十人の日本の美女」というところが具体的なので資料と文章を追加した。

〜〜〜〜
関連記事:『大河になってほしい人物・島津義弘』
http://cost-off.seesaa.net/article/78025777.html
龍馬役&『竜馬におまかせ!』
http://cost-off.seesaa.net/article/65577479.html

戦艦長門と兄部艦長
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【書評】塩野七生著『海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年―』
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旅行記・観光カテゴリー(高知、出雲など)
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歴史&高知カテゴリー(コストブログ)
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歴史&高知カテゴリー(コストブログ2)
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〜〜

龍馬伝30,32,33回感想「主役を食う配役・伊勢谷の高杉晋作、泰造の近藤勇3」
http://cost-off.seesaa.net/article/159672183.html
龍馬伝34,35,36,37回感想「大泉長次郎退場、薩長同盟〜寺田屋騒動、妙ににやけた西郷」
http://cost-off.seesaa.net/article/162404433.html
龍馬伝38,39,40回感想「霧島ハネムーン、小倉口の戦い、青木崇高の後藤象二郎」
http://cost-off.seesaa.net/article/165264603.html
龍馬伝41回感想「さらば伊勢谷晋作」
http://cost-off.seesaa.net/article/165729086.html







posted by コスト at 00:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 歴史&高知(龍馬伝など) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
宗麟が奴隷売買していたという信憑性の高い記録は残っていませんよ。
宗麟が奴隷売買していたとする著書は「キリシタン大名だから当然やっていたはずだ〜」

とする論調で、証拠を提示しているものではありません。
宗麟は銀で南蛮商人と取引していたとするヴァリニャーノの記録が残っています。

逆に豊臣側の記録に肥前のキリシタン大名や島津氏の奴隷売買の記録が残っています。

実際私の住む町には島津氏による女狩りの話が伝わっています。

山中に逃げ込んだ女性たちを島津軍が探し出して捕まえて薩摩に連行した話が今に伝わっています。

その後、秀吉が島津義久に奴隷を解放するように命じますが、
島津氏はすでに奴隷はポルトガル船に乗せて出港し、海の向こうで無理だと返答しています。

失礼な事を書き込みましたがお許し下さい。
島津氏の奴隷狩りが行われた地元の町の者ですが、
別に島津氏にうらみごとを言うつもりのものではありません。
m(__)m
Posted by といりすがり at 2013年12月05日 09:42
あの時代は奴隷売買なんかみんなやってるだろ。
強姦・殺人当たり前。
戦国武将なんて言ったって、現代のヤクザみたいなもんだ。
Posted by 小早川家の子孫 at 2014年11月23日 09:44
コメントをいただいたのに1年以上も放置しており、申し訳ありません。
管理人のコストです。
昔の記事は勢いと偏見で書いたネタでありますので、たぶんにご容赦をお願い致します。

記事の内容は、
「俺、大友・F・宗麟嫌い」だけでして
実際に奴隷売買云々を主張しているのではないです。
ただただ、宗麟が嫌いなんですw個人的に。

2chを引用している時点でネタ記事だと通じるつもりでしたが、
真面目なコメントのやり取りをしていてもらえるのは、すこしうれしかったりもします。

古い記事を読んでいただいてありがとうございますm(__)m
Posted by コスト at 2015年02月16日 10:08
古い記事ですが、最近読んだ
本山一城著「誰でも楽しめる日本の名城70」の臼杵城(P155)に、
大友宗麟の奴隷貿易に関する記述があったので、資料画像を追加しました。
Posted by コスト at 2016年07月28日 10:11
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