2008年11月26日

キモト伝説3-1「図書館の地下」

キモト伝説3「彼は使えるよぉ」(http://cost-off.seesaa.net/article/106746075.html)の後に入る話なので3−1です。○−○は後から追加挿入した話です。


     キモト伝説3-1「図書館の地下」

 キモト伝説3「彼は使えるよぉ」以来、キモトは勝手に俺を仲間(キモトにとって仲間=配下)になると思ったらしく話しかけてくるようになった。 
 ある時、俺が一人で構内を歩いていると
「ねぇねえ、図書館の地下室って知ってる?」
とキモトが話しかけてきた。
 図書館の地下書庫は行ったことがないし、特に急いでるわけでもなかったので、ネタになると思い、
「いや、知らないけど。」
と返答すると、教えてあげるよというので図書館へ向かった。

 図書館の入口すぐのカウンターで、
「まずこれを書くんだよ。」
自慢気に書庫利用申請を書くようにキモトは言い出した。
言われた通り書いていると、次は
「ここに荷物を預けるんだよ。」
と、書庫利用者用のロッカーに荷物を預けた。
その間、キモトはさも自分が発見したかのような口調で指示していた。
その後、そのすぐ脇にある階段で図書館の地下へ入った。
 当然ながら薄暗い書庫になっており、別段変わった感じはない。
しかしキモトは、地下ダンジョンで宝箱を発見したかのように興奮し、
「ここには色んな本があるよ。旅行雑誌のバックナンバーに学会誌のバックナンバーがあって使えるよぉ。」
出た!キモトの「使えるよぉ」だw
 だが、旅行雑誌はわざわざめんどくさい手続きをして図書館の地下に来なくても本屋もネットあるし、そもそも旅行雑誌のバックナンバーを見る必要がわからない。旅行に行くのに古い情報を見てどうするんだ?
 学会誌に至っては卒研や院になってからなら必要かもしれないが、学部生が見ることなんかほぼない。読んでも面白いわけでもない。一体、何が使えるんだろう?
 図書館の地下書庫は行き方さえわかればもう用はないのだが、キモトは、
「ここは僕らだけが独占してるんだよ」(申請書には他の利用者がいなかった)
などとズレたことを言いさらに奥へ進み、電動スライド式の本棚のボタンを押してうれしそうに、
「ここを押すと動くんだよ」
と、話しながらボタン散々押して、関係のない本棚を動かしまくり遊園地の遊具で遊ぶ子供のように喜んでいた。完全に電気の無駄使いだ。

 もう俺は完全に飽きていて、
「いや、もうわかったから」
と言ったが、キモトは帰る様子をみせない。
 ふと、ウィザードリィというRPGで、地下ダンジョンの奥にワードナという魔術師がモンスターを召喚して立て籠もっているという設定を思い出して笑いそうになったが、これ以上は時間の無駄と判断し、
「悪いけど、用があるから先に上がるね。」
と切り出すと、
「そう、僕はもうちょっとここで研究していくよ。」
何を研究するのかとツッコみたかったが、これ以上一緒にいたくなかったので、
「じゃあね。」
と言って俺は先に地上の明るい世界に戻った。
もしかして、あいつは自己満足の研究でもしてたんだろうか?

 後日、S川に会ったので図書館の地下の話をすると、
「あー、俺も連れていかされたばいw」
「マジでwあいつ口聞いてくれる奴全員連れて行って自慢してんじゃねえの?
 まるで新大陸でも発見したかのように言っとったし、「僕が教えなかったら一生気づかないとこだったよ」って言わんばかりだったよw
 で、「使えるよぉ」って言ってたけど、別に使わねーよw」
「キモトにしたら、僕の発見を教えて配下の忠誠度を上げてやるとか思ってんじゃ?もう俺ら配下扱いよw」
「あいつ、俺に地下室教えて「これで○○(俺の名前)も僕の価値を認めただろう」とか思ってんのかよw
 行き方以外は5分十分なのに、25分ぐらいあいつの地下探検付き合っただけでもよく堪えたなあって思うのに、あいつ残って研究していくとか、また研究者気取りしてたよwせいぜい、旅行雑誌読むだけだろうに。」
「○○○の○人(宗教)で育ったから、外の文明が珍しいんじゃ?(笑)
 あいつにしたら、図書館の地下はディズニーランド並に楽しいのかもよw」
「あははh(笑)かもなあ、だって電動の本棚をうれしそうに動かしてたもんw
 これを押すと、ほら動くんだよーって、もう完全に自己満足入ってたよw」
「あいつ、時々一人で地下にこもって、「僕は研究者だ、凡人とは違うんだ、その証拠に図書館の地下も活用している。これは僕だけなんだ!」とか地下で思って満足してるのかもよw」
「もう地下にはうかつに行けんねwあいつがいつ居るかわからんし、行って地下でにたにた研究者ぶって笑っとったら困るもんw」
その後、俺は図書館の地下に入ることはなかった。

〜〜〜 
キモト伝説6「うるさい黙れ!」
http://cost-off.seesaa.net/article/110149550.html
キモト伝説5「キモトのオシャレと最後の砦」
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キモト伝説4「うぃんうぃ〜ん」
http://cost-off.seesaa.net/article/109764817.html
キモト伝説2「ドイツ語の単位」
http://cost-off.seesaa.net/article/106485722.html
キモト伝説「ノーベル賞2個取る!」
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【目次】コラム人物編目次part1
http://cost-off.seesaa.net/article/107966008.html


posted by コスト at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 変人話(キモト伝説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ん〜。
ネタの宝庫ですね〜。
台詞がいちいち面白い。
Posted by とり at 2008年12月03日 07:33
もうこのキモトネタは、S川と会ったら必ず話題になる鉄板ですね。
この時、キモトは二十歳(ハタチ)超えてますからね、よけいに笑えますw
思い出してマネして演じた回数は数え切れないぐらいの鉄板ネタですwすべり知らずです。
台詞をマネしたのをアップしたいぐらいですよw
演者は俺とS川で。
Posted by コスト at 2008年12月03日 21:41
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