2012年12月10日

Mさん話「特撮話・ゴジラ」(ver.1.5)

このブログはコストブログ2(http://costblog2.blog24.fc2.com/)に移転しましたが、Mさん話だけは両方にアップします(ただし、画像なし)。基本的にコメントは新ブログのほうにあります。
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Mさん話「特撮話・仮面ライダー2」の続き。
http://costblog2.blog24.fc2.com/blog-entry-440.html

  
     Mさん話「特撮話・ゴジラ」

 今年(2012年)のG.W、高円寺のゴジラ屋2での話。
M 「『ゴジラ』もただの怪獣映画じゃないんだよ。初期の白黒映画の1作目の『ゴジラ』は深いんだよ」

俺 「怪獣映画じゃなかったら何なんですかw」

M 「1作目の『ゴジラ』は国会議事堂とか街を踏み潰して、暴れて特撮でそれを見せていう単純な映画じゃないんだよ。
   もともと、夢の島公園に展示されてる第五福竜丸って漁船が水爆実験で被爆した事件が時代背景あるんだ。
   ゴジラは核実験や原爆の影響で生まれたという設定があって、『ゴジラは戦争の生み出したものなら、人類が生み出しだものではないか』『原爆とか何か、核兵器とは何か』というテーマを持った映画なんだよ。子ども向けの特撮怪獣映画じゃなかったんだよ、1作目は」

※ゴジラの1作目は1954年(昭和29年)公開。
※第五福竜丸は、1954年3月1日にビキニ環礁での米軍による水素爆弾実験によって発生した多量の放射性降下物(いわゆる死の灰)を浴びた遠洋マグロ漁船の船名。夢の島公園の「第五福竜丸展示館」に永久展示されている。
<画像>
1作目のゴジラのポスター(wikiの画像)

俺 「夢の島公園の第五福竜丸は友達(トックリ)と見ましたよ。偶然行ったら展示館があったんですけど。
  テレビで、ゴジラは海で核実験やった影響で生まれて反核のテーマがあるというのは聞いたことがありますが、上陸して国会議事堂とか名古屋城とか東京タワーを壊すのを特撮で見せる怪獣映画じゃないんですか?モスラと戦ったのもあったぐらいだし」

M 「2作目以降はそうなんだけど、1作目は違うんだよ。1作目でやろうとしたのは核実験と被爆とか戦争と人類とか、社会問題がテーマの映画なんだよ。
 だから、志村喬が山根博士役で出てるんだよ。俳優の志村喬はわかるよね?」

俺 「知ってますよ。『七人の侍』のリーダーでしょう」

M 「そうそう。黒澤映画によく出てる有名な俳優なんだけど、ただの怪獣映画だったらわざわざ志村喬を呼ぶ必要はないんだよ。
  志村が古生物者の山根博士になって、『ゴジラはなぜ生まれたのか、核実験によってゴジラが生まれたのなら被害者はゴジラではないか』『戦争とは何か、核兵器を持った人類は』とか自問自答させるんだよ。それがテーマなんだよ。
  国会議事堂や東京タワーを壊して特撮で見せる怪獣映画だったら、そんな自問自答の考えさせるシーンはいらないし、志村クラスの俳優を出す必要もないんだよ。ちゃんと社会性のあるテーマを持った映画だったから志村も出演OKしたんだよ


俺 「そうだったんですかぁ。
  僕は小学生の頃に親とゴジラを見に行ったんですけど、親は見終わってから『ただの怪獣映画だ』って言ってて、僕はゴジラは怪獣映画なのに何を言ってるんだ?って思ったのを覚えてますけど、もしかしたら親は1作目みたいなのを期待してたのかもしれないですね」

M 「小学生の頃に見たのは何作目?」

俺 「それはわからないですよw
   小学生低学年で、一人じゃ映画館に行けないぐらいの年でしたから何作目かは覚えてないですけど、コロコロ(コロコロコミック)でやたら宣伝されててそれに釣られて見に行ったのは記憶にあります。内容も全く覚えてないですねw」

K 「それじゃ、カラーの作品だろうね」
俺 「それはカラーですよwコロコロで宣伝してるんですから」

M 「当初はゴジラは姿を見せない設定だったんだよ」
俺 「姿見せないってどうするんですか?」

M 「ゴジラは夜行性で、夜だけ動くから見つけられなくて足跡だけ見せて、『ここから上陸しようとした』という推測や姿を映像ではっきり見せないで、目撃情報だけが入ってきて恐怖が近づいてくるって演出が考えられていたんだ」

俺 「それ観客に通じるんですか?」

M 「『ジョーズ』(Jaws)も元々は人食い鮫(ザメ)の全身見せる予定だったんだけど、撮影前か撮影中にジョーズ全身の機械が壊れて、仕方なく背びれだけ見せて想像によって恐怖を掻き立てる演出に変更したんだよ。
   結果的には、実際人食い鮫(ザメ)の姿は水面からは背びれぐらいしか見れないから、これはリアルだってことで成功してるよね。2作目以降の全身が見えるジョーズは1作目を超えてないよね」

俺 「そうですね、ジョーズは全身出ないままでも十分怖かったです。でも、全身は一応あったんですね。
   確かにジョーズ2は評価低いですね。1作目はテレビでも何回も放送してたのに」

M 「ジョーズも機械や撮影技術は進歩してるのに、作品としては1作目を超えてないよね」

Wiki「ゴジラ」によると、
「『ゴジラ』は、1954年11月3日、同年3月1日にビキニ島の核実験によって起きた第五福竜丸事件をきっかけに製作された。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、『核の落とし子』『人間が生み出した恐怖の象徴』として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9

Wiki「ゴジラ(1954年の映画)」によると、
「田中プロデューサーはこの企画のテーマを『水爆に対する恐怖』とした。脚本を担当した村田はラストの山根博士の台詞に、『原水爆反対の悲願を込めた』語っている。本多監督は、本作公開時の東宝宣伝部の発行紙に、『(この映画で)私の狙う真実は、水爆下の恐怖に喘ぐ現代人の心理的デフォルマシオンである』とコメントしている」

本多監督は一貫して『真正面から戦争、核兵器の怖ろしさ、愚かさを訴える』というドキュメントタッチの演出姿勢を貫き、当作品に単に時勢に乗って作られた怪獣映画に終わらせない普遍性を持たせていて、第五福竜丸の被曝事件のみならず、菅井きん演じる女性議員や戦災遺族・孤児、疎開、本作の2年前に警察予備隊から再編成された自衛隊の登場など、随所に当時の時代背景を象徴するファクトを織り込んでいる」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_%281954%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%29

Mさん話「『ガンダム』を創った男たち。」
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続く。

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関連記事:【画像】日記用画像まとめ(2012年3月〜6月)&有楽町ゴジラ像
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